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【歌ってみた・MIX依頼の定番】有名歌い手やプロも利用

歌ってみた コラム MIX 初心者向け

【素人脱却!プロのMIX方法】ピッチ・リズム補正まで解説!

投稿日:2017年4月21日 更新日:

歌ってみたMIXの手順。そこにかかる労力と時間


こんにちは。【歌ってみた・MIX依頼の定番??】「SoundTreatment」代表のYouKです。

たびたび話題になるMIX無償VS有償バトル。

そして「加工しすぎ」なんていうアンチコメント。

MIXって結構歌い手が歌ってみた動画を作る上で大切な要素だと思います。

有名歌い手さんとは特にMIXにこだわっていると思いますよ。

僕はMIXを生業にしているプロのミキサーなのですが、ぶっちゃけMIXってかなりの労力と時間を消耗します。

MIXが趣味でとにかくMIXする素材が欲しいって人もたくさんいるんですが、

僕らプロからしたら、人から依頼された依頼物を「わざわざ自分の時間を削ってまで無償」で行うって相当なボランティア精神だとおもいますw

特に我々は音楽を本業としてお金を頂いている身ですので、副業としてやっている「歌ってみたのMIX」とはいえ無償でMIXするのは相当きついものがあります。

今回はなんで無償でやってくれないんだよ??ケチだなあなんて思っている歌い手さんのために…笑

MIX師がMIXに掛かる労力と時間について解説していきたいと思います。

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歌ってみたのMIXの手順・行程について

SoundTreatmentでは基本的には以下の行程でMIXを進めていきます。

他のMIX師さんたちも大まかには同じような工程でMIXを進めていっていると思われます。

一つ一つの手順をご紹介します♪

ちなみに…今回MIXで使用しているソフトはこちら!

DAW Protools

Protoolsはプロのレコーディングスタジオ定番のソフトです。

プロのエンジニア(MIX師)ならこのソフトを扱えないと話になりません…!!

ピッチ補正

プロの現場ではピッチ補正の定番ソフトとなっているAuto-Tuneです。

歌ってみた界隈ではピッチ補正にMelodyneを使用している人が多いですが、自由度が低かったり、音質面で劣っていたりでプロの現場で使用される事は少ないです。

ハモリ作成 Melodyne

上記でさんざんディスリましたが…笑

ハモリ作成はこちらのソフトの方が扱いやすいです。

作業速度を向上させるために、ハモリ作成はMelodyneを使用しています。

その他エフェクト等…

 

歌ってみたの素材受け取り・整理(平均所要時間 10分)

歌い手さんから受け取った素材をまとめたり、名前を付け替えたり、作業し易くします。

歌い手さんのデータの作り方がちゃんとしていないとここで結構時間が取られます。

歌データがステレオな場合はモノラルに変換したり、ボーカルトラックが複数ある場合はある程度まとめたりしていきます。

歌い手さんの「MIX依頼する際のデータの作り方」に関しては以前の記事でも紹介しました。

たまに「カラオケと歌データがすでに混ざっている状態の音源」をMIX依頼として受け取ったりするんですが、

そういうのは言語道断なのでお気をつけて…笑

カラオケと歌が混ざっているデータでは、僕らが手をつけようがないので…

歌ってみたの楽曲BPM(テンポ)をDAWと同期


まず、作業効率を上げる為にDAW(編集ソフト)と楽曲のBPMを同期していきます。

BPM=テンポのことですね。

ここでしっかりBPMを同期しておくと、リズム等が見やすくなり、MIXの作業効率が格段に良くなります。

因に歌を録音する際にも録音ソフトと楽曲のBPMをあわせておくことをお勧めします!

クリック(メトロノーム)を鳴らず事によってかなりリズム感が良く歌えますよ!

プロの現場では、レコーディングの際に必ずこの作業を行います。

ヴォーカルリズム編集・ノイズ処理(平均所要時間 1時間〜3時間)

波形を「切る」・「繋ぐ」・「タイミング補正」・「ノイズを消す」

この作業を永遠と繰り返してボーカルを整えて行きます。

わたくしYouKの場合はかなり作業が早いので平均所要時間1時間〜3時間になっていますが、

SoundTreatmentのスタッフだと半日〜丸一日かかってしまう事もあります。笑

良く聴かないと分からないようなノイズや子音の処理もここで行います。

ここを丁寧にやっておかなければ、後々クオリティーに影響してきます。

タイミング補正というと、なんだか「歌が下手なのに甘く聞こえさせるズル」みたいに思う方がいるかもしれませんが、

それは間違えで、めちゃくちゃうまい歌い手さんでもよりカラオケに馴染むようにある程度リズム補正を行います。

これはプロの現場でも同じようにリズム補正が加えられます。

Protoolsの波形編集の仕方はこちらでご紹介しております♪

歌い手さんの歌をピッチ補正(平均所要時間 1時間〜5時間)

ピッチエディット画面

次に歌い手さんからもらった歌データの音程を整えていきます。

これも状態に寄っては丸1日かかってしまう場合もあるとおもいます。

僕の場合はかなり爆速なので、2〜3時間くらいかなあと思います。

トラック数にもよりますが、おそらく一般的なMIX師だとここまでで半日とか1日とかかかってしまうのかなと思います。

因にSoundTreatmentでは大体ここまでの作業をSan-Tくんがが行います。

San-Tくんが作業を終えたモノに対してYouKの修正が入るので、スタッフはここまでで数日かかってしまう事もあります。

San-Tくん絶賛修行中です。笑

ピッチ補正の技術力でボーカルの馴染み方も変わってきますし、もちろん「歌が上手く聴こえるかどうか」的なな部分にも影響が出ます。

ちなみにピッチ補正は「音痴を直す」という卑怯な技だと思われていますが、

そんなことはなく、よりカラオケに歌をなじませたりするための処理です。

ピアノなど楽器で言うところの「調律」ですね。

ピッチ補正についての考えについては以前の記事で紹介しました

ちなみにここで使用するソフトは基本的にAuto-Tuneですね。

やはりAuto-Tuneに勝るピッチ補正のプラグインは無いです。

ハモリ・コーラス作成(平均所要時間 5分〜1時間)

ハモリとコーラスを作成します。これも僕の場合はかなり早いです。

音楽的な知識や聴音力があまり無いMIX師だと、ここでかなり時間が取られてしまうはずです。

僕の場合、基本的には男性、女性が歌える音域の範囲内に納めるようにしています。

3度上、3度下などが定番ですね♪楽曲のコード等に合わせて音が不協和音にならないようにします。

僕の場合は3度上にすることが多いですかね。

ちなみにハモのラインが作れない、ハモり方が分からないなんて歌い手さんは無理せずMIX師にハモ生成を頼んじゃいましょう。

不協和音のハモを歌ったデータを無理矢理直すより、メインから生成してしまったほうが僕ら的には楽です。笑

もちろん歌えるならそれに超した事ないですが…

この辺の考え方についても以前記事にしていますのでご参考までに…

僕の場合、ハモリやコーラスの作成はMelodyneで行う事が多いです。

横軸で音程を弄れるので比較的容易にハモを作成する事が可能です。

MIXの下準備・アレンジ(平均所要時間 30分~1時間)

大まかに特殊加工するボーカルをトラック分けをしていきます。

ラジオボイス、ケロケロボイス等特殊加工のアレンジはここで考えておきます。
(マニアックな話をすると、最近はAUXでVo,Cho,Hamoなどにまとめて、オートメーションを書くことが多いですが…)

ボーカルの簡単な処理やリバーブなどの作成もここで行います。

場合によってはボーカル、コーラスなどでバスを組んだりします。

ここも大切な手順の一つですね。

ここを丁寧に行わないとトラック数が多くなりすぎて訳がわからなくなったり、収集がつかなくなります。

料理もMIXも下準備が大切です♪

MIXするカラオケの音質を補正

正直歌ってみたの場合、元のカラオケの音質・バランスが悪い事が結構多いです。

また、キー変更している場合なんかは得にバランスが変わってしまって、それを補正する必要があります。

ここでカラオケを整えておかないと歌をどう調整しても馴染まなかったりするんですよね。

また、最後に音圧をあげる為にもこの作業は必須です。

コンプ、EQでボーカルの音質を整える(MIXしていく)


次にコンプやEQでボーカルの音質を整えていきます。

ここにきてやっと本格的なMIX作業になりますね。

コンプやEQを通す順番が良く論争になりますが、僕の場合は比較的、臨機応変に行っています。

Lowのノイズや特定の音域にピークがある場合は先に補正用のEQを通す事が多いです。

その後に音量をある程度整える為のコンプをかけます。

僕の場合はWavesのRVOXとかが多いですね。

その後にEQでボーカルの音質を整えます。

最後のアタック感を出すコンプをかけたりかけなかったり…

場合によりけりですが、スタンダードな流れとしてはこんな感じですね。

歌い手さんの声にエフェクト・加工・アレンジを施す

次にエフェクトや加工、アレンジ等を施していきます。

例えば場面によってラジオボイスにしてみたり、カッティングやケロケロボイスなどを場面に応じて使い分けます。

この辺の加工はとてもセンスが問われる作業ですね。

本当「必要に応じてエフェクトをかける」という必要があって、

エフェクトをかけすぎたり、必要のないところで加工してしまうとせっかくの歌が台無しになりかねません。

バランスよく加工を施していきましょう。

大まかなボーカルのボリューム設定

次に、ボーカルの音量を大まかに調整していきます。

大抵はAメロ・Bメロ・サビによってボーカルの音量をなんとなく調整することが多いですね。

特にバラードとかはカラオケの音量の大小が激しいので、ボーカルの音量をある程度調整する必要があります。

リバーブ・ディレイの調整

ある程度バランスが取れたらリバーブやディレイをかけていきます。

僕の場合は3種類〜5種類程度のリバーブ・ディレイを準備する事が多いですね。

恐らく一般のMIX師の方は多くても2種類とかで混ぜると思うんですが、

プロの現場では何種類もリバーブやディレイを混ぜる事が多いです。

場面によって使い分けたり、語尾だけ残響が残るような処理をしたり、細かく調整します。

良く使うのはWAVES H-ReverbやH-Delayですね。

視覚的に見やすくて、使い方も分かり易いので使い勝手が良いです。

ボーカル音量の微調整(平均所要時間 1時間~3時間)

ボーカルの音量を一言一句調整していきます。

筆者的にはこれが一番時間がかかります。

こここそがMIX師の腕の見せ所でセンスが問われます。

あまりやりすぎると不自然になりますし、オケの音量感に合わせてボーカルを調整していく必要があります。

初心者のMIX師はこれをEQやコンプでなんとか誤摩化そうとしがちですが、やはり手作業にはかなわないです。

一言一言音を整えていく正確さと丁寧さが問われます。

ボーカルの音量を書きすぎると不自然になったりもしますしね。素人にはできない技だと思います♪

また耳障りな子音や、耳障りな発声をしている箇所などもここで処理をしていきます。

そういった作業を自動で行うソフトもあるのですが、やはり手作業には適いません。

地道な作業が求められます。

音圧調整(平均所要時間 10分程度)

いわゆるマスタリングと呼ばれる行程です。音圧(音量)を可能な限りぶっ込みます。

歌ってみたの場合音圧が大きいほど好まれる傾向があるので結構音圧を詰め込みます。

この際に音が割れたり、音質に劣化がでないように進めていきます。

再生した時に音が大きいほど、他の動画と比べて目立ちやすいです。

YoutubeのCMなど音が糞デカいのもこれが理由ですね。笑

マスタリングについては以前コラムでも解説しました。

マスタリングにはIzotopeのOzoneをよく使いますね。

ステレオイメージャーやエンハンサー、ダイナミックコンプなど必要な物が一つのプラグインに揃っているので便利です。

MIXの最終調整


マスタリングをしたら、最後に最終調整を行います。

歌ってみたのMIXはカラオケの2MIXと歌をミックスする作業なことが殆ど。

カラオケも自分でMIXしていればいいんですが、カラオケ自体のMIXのバランスが悪かったりする事が結構あって、

マスタリングの影響でボーカルが埋もれて箇所が出て来たりしてしまうことが結構あります。

シンバルが大き過ぎて、シンバルなる度に、マスターコンプが引っかかってボーカルが埋もれてしまうとか。笑

そういった事をここで最終調整していきます。

(場合によっては)リテイク(平均所要時間 10分〜1時間)

歌い手さんからリテイク依頼があった場合はリテイクをします。

パソコンや機材を立ち上げたり、元の設定を設定し直すと結構時間が取られてしまいます。

僕の場合は一発でOKをもらうことが目標です。

歌い手さんに「感無量です。MIX素敵すぎて感動しました」みたいな言葉をもらえて初めて100点の仕事をしたと言えますからね。笑

逆に言えば、僕らはそこを目標にしているので毎回命がけでMIXを手がけています。

ここまででMIXの過程は終了になります。

リテイクのマナーや記述の方法に関しては以前の記事でも解説しました。

リテイクする場合は必ず箇条書き、秒数と修正点を具体的に書く、を心がけてください。

詳しくはこちらの記事を読んでください。

MIXは多大な時間と労力を消費する

ぶっちゃけ歌とオケのデータをただ並べて混ぜるだけでもMIXですし、歌い手さんとかMIX初心者からしたら「MIXって簡単じゃん?なんでそんなお金取るんだよ」って感じだと思います。

でもプロフェッショナルなクオリティーでMIXをしようとするとかなり時間がかかることがお分かり頂けたと思います。

これがSoundTreatmentのMIXと素人の方のなんちゃってMIXの違いに繋がっていきます。

実際9割以上の人がリピーターとなり、毎度MIXを依頼してくださります。

個人が毎度1万円程度支払うのって結構大変だと思います。

それにも関わらずMIXを依頼してくださる理由はクオリティーの高さに他ならないと自負しています。

歌い手さんはもっとデータを作り込もう!

歌い手さんって案外自分のレコーディングデータに疎い人が多いように思います。

今一度見直してみましょう。

▼音が割れていないか

意外に適正なレベルで録音出来ている歌い手さんって少ないんですよ。

音が大きすぎると「音割れ」が起こってしまいますし、音が小さすぎるとノイズが乗ってしまいます。

基本的には一番声を張った時にメータが8割触れるくらいがベストです。

余裕のある人は、Aメロ、Bメロ、サビでマイクのレベルを調整するのも有りですね。

プロのレコーディング現場では、Aメロ、Bメロ、サビでそれぞれマイクの音量レベルを調整する事もしばしば。

マスキングテープでインプットレベルに印を付けておくとサビからAメロに戻ったりしても同じ音量で録音することが出来ます。

▼リズム・音程はズレていないか

自分のリズム、音程は大丈夫かもう一度見直しましょう。

MIXの段階でリズムや音程の補正を行いますが、歌い手として自分の歌を作り込んでおく事は凄く大切です。

MIXでリズム・音程補正を行うとどうしても音質劣化が起こってしまいますからね。

歌い手としてのプロ意識をもって、必要があれば何回かレコーディングし直してみるなど歌を作り込んでおきましょう!

▼リップノイズやポップノイズが乗っていないか

リップノイズ(唾液の音)やポップノイズ(マイクの吹かれ)が乗っていないか確認しましょう。

もしもノイズが入っている箇所を発見したらそこだけ録り直すなどしたほうが良いです。

そういった心がけが最終的なクオリティーに繋がりますよ!

ちなみにポップガードを使用すればポップノイズを防ぐ事ができます。

まとめ

今回はMIXに掛かる労力と時間についてまとめてみました。

報われぬMIX師の皆さん…心中お察しいたします。笑

やはり歌い手の皆さんもMIXの事についてもう少し考えたり勉強してみることも必要だとおもいます。

そしてMIXに悩んでいる方は是非SoundTreatmentにご相談ください!

プロのエンジニアがあなたの歌をCDの音質レベルでMIXして差し上げますよ♪

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YouK

2013年にYouK名義の活動開始。ミックスを担当した作品の再生数が次々と増え、10万再生も突破。口コミで依頼が殺到。特殊エフェクトを用いた声やオケの加工も得意。2017年SoundTreatment設立。
あなたのMIX依頼お待ちしております♪

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