・iPhoneで出来る、歌ってみたの作り方が知りたい!
・iPhoneで歌ってみたを録音する方法が分からない…
・iPhoneで歌ってみたのMIXって出来るの?
今回は「iPhone」で「歌ってみた」を始めたいと思っているあなたの為に…
iPhoneだけで出来る、歌ってみたの録音やMIX音源の作り方を、ご紹介していきたいと思います!
目次
iPhoneを使った歌ってみたの作り方5つの手順
好きな歌い手さんみたいに、自分も歌ってみたを始めてみたい…!
けど、PCは持ってないし、どうやって始めればいいかわからない…
という人も多いですよね。
実は、iPhoneでも「歌ってみた」の録音やMIXが出来るって知っていましたか?
しかも、PCを使うよりも低予算で済むので、お金をかけづらいという人にもぴったり!
そんな、iPhoneで出来る、歌ってみたの作り方は、以下の5つの手順で進めていきます。
- カラオケ音源をダウンロード
- カラオケ音源を読み込む
- ボーカルを録音する
- MIXする
- MIX音源を書き出す
画像を使って分かりやすく解説しますので、初心者の方でも安心して出来ますよ!
iPhoneでカラオケをダウンロードする方法
歌ってみたを始めるためには「カラオケ音源」が必要になります。
ですので、まず、Youtubeやニコニコ動画で、本家の動画を探してみてください!
本家動画のダウンロードリンクを探す
本家の動画が見つかったら「動画概要欄」を開いてみましょう。
「inst音源」や「Off Vocal」などのように書いてあるURLが貼ってあると思います。
それが「カラオケ音源」のダウンロードリンクです。
ファイルアプリをインストールする
それでは、さっそく「カラオケ音源」をダウンロードしたいところなのですが…
ファイルを保存するアプリがiPhoneに入ってないと、ダウンロードが出来ません…!
そこで、Apple純正の「ファイル」というアプリをインストールしておきましょう!
アプリのインストールが出来たら「カラオケ音源」をダウンロードしましょう!
歌ってみたの音源は「Dropbox」か「piapro」からダウンロードすることが多いです。
ですので、それぞれの手順を解説しておきますね!
カラオケ音源をダウンロードする(Dropbox)
Dropboxの場合、ダウンロードリンクをタップすると、こちらの画面が表示されます。
Droboxアプリは必要ないので、右上の「✗」をタップしましょう。
次に「ダウンロード」をタップして「カラオケ音源」をダウンロードします。
さらに、画面下に「ダウンロード」という表示が出ますので、こちらをタップします。
続いて「次で開く」をタップしましょう。
最後に「ダウンロードフォルダを開く」をタップすると「ファイルアプリ」が開きます。
これで「カラオケ音源」のダウンロードが出来ました。
次は「ダウンロードフォルダを確認する」の手順に進んでみてください!
カラオケ音源をダウンロードする(piapro)
piaproは、先にログインしていないと、トップページに飛ばされリンクページが表示されません…
ですので、piaproにログインしてから、ダウンロードリンクをタップしましょう!
こちらの画面が表示されたら「作品をダウンロード」をタップしてください。
次に「上記のライセンスに同意します」にチェックを入れて「Dawnload」をタップします。
さらに、画面下に「ダウンロード」という表示が出ますので、こちらをタップしましょう。
続いて「次で開く」をタップします。
最後に「ダウンロードフォルダを開く」をタップすると「ファイルアプリ」が開きます。
ダウンロードフォルダを確認する
「ファイルアプリ」の中に「カラオケ音源」が入っていれば、ダウンロードは完了です!
下記の画像の場合「iPhone内」の「Chrome」というフォルダに入っています。
のちのち、この「カラオケ音源」は保存先を移動します。
ですので、どこのフォルダに入っているか、覚えておきましょう!
iPhoneでカラオケ音源を読み込む方法
カラオケ音源の準備が出来たら、次は、ボーカル録音の準備をしましょう!
Garagebandをダウンロードする
iPhoneには「Garageband」という無料のアプリが最初から入っています。
これを使えば、歌ってみたのボーカル録音からMIXまで、すべて出来てしまうんです!
もし、持っていないという人は、こちらからインストールしましょう!
カラオケ音源のファイルを移動する
「Garageband」がインストールできたら「カラオケ音源」を「GarageBand」のフォルダに移動しておきましょう!
それでは「ファイル」アプリを開いて「カラオケ音源」を長押ししてください。
そうすると、メニューが出てくるので「移動」を選択します。
ファイルの移動先は
「このiPhone内」→「iOS用 Garageband」→「Garageband File Transfer」を選択してください。
そのあと、右上の「移動」をタップしましょう。
「Garageband File Transfer」のフォルダを開いて「カラオケ音源」が入っていれば大丈夫です!
こうしておくと「Garageband」で「カラオケ音源」を探す時にすぐ見つけられます。
My Songを作成する
ファイルの移動が出来たら、次は「Garageband」アプリを開いてください。
まずは、録音データの保存先を選択しておきます。
「このiPhone内」もしくは「iCloud Drive」のフォルダの中にある
「iOS用GarageBand」というフォルダを開いてください。
続いて「iOS用GarageBand」のフォルダ内で「曲を作成」をタップします。
そうすると、このフォルダの中に「My Song」というファイルが作成されます。
「My Song」ファイルには、これから録音するボーカルやMIXのデータが保存されます。
ソングセクションを設定する
「My Song」ファイルが作成されると、楽器を選択する画面が表示されます。
画面をスワイプして「AUDIO RECORDER」に移動し「ボイス」をタップしましょう。
続いて、こちらの画面が表示されるので、左上のアイコンをタップしましょう。
そうすると、録音画面が表示されます。
まず、ソングセクションの設定をしておきたいので、右上の「+」をタップしましょう。
続いて「ソングセクション」の「セクションA」をタップしましょう。
こちらで「セクションの長さ」を「自動」に変更して「完了」をタップしましょう。
これで、ソングセクションの設定が出来ました。
カラオケ音源を読み込む
ソングセクションの設定が出来たら「カラオケ音源」を読み込みます。
まず、録音画面の右上にある「ループマーク」をタップしましょう。
すると、ファイルの選択画面が表示されるので、上部の「ファイル」をタップします。
「Garageband File Transfer」フォルダに「カラオケ音源」を移動していれば、ファイルが表示されます。
もし、表示されない場合は、「ファイルから項目をブラウズ」から探してみてください。
「カラオケ音源」を見つけたら、ファイルをタップしたまま下に動かしましょう。
すると、録音画面に戻るので、こちらの赤枠のあたりでタップを離しましょう。
これで「カラオケ音源」の読み込みが出来ました!
テンポを合わせる
「カラオケ音源」が読み込めたら、テンポを合わせておきましょう。
テンポを合わせておくと、メトロノームを聞きながら、録音できるようになります。
テンポの合わせ方は、少し難しいので、うまく出来ない時は飛ばしても良いですよ!
では、録音画面の右上にある「歯車」のマークから「曲の設定」をタップしましょう。
続いて「テンポ」をタップします。
こちらの画面で曲のテンポを入力します。
楽曲のテンポを知りたい場合は、「曲名 テンポ」で検索してみてください。
歌ってみたで投稿されている、有名な曲であれば、情報が出てくると思います!
テンポの設定が出来たら、カラオケ音源の波形を小節線に合わせていきます。
波形をタップしたまま、左右に動かすと位置が調整できます。
波形の位置が見づらい場合は、2本指でピンチアウト(左右に広げる動き)で拡大できます。
こちらの画像のように、波形と小節線の位置が合うように調整してみましょう。
位置調整が出来たら、カラオケを再生して、メトロノームと合っているか確認しましょう。
あと、画面左端をスワイプすると、音量を調整するスライダーが表示されます。
メトロノームが聴こえない時は、こちらでカラオケの音量を下げましょう。
最初は、テンポを合わせるのが、とても難しいと思います。
ですが、メトロノームを使うことでリズム感も向上していきます。
頑張って設定してみてください!
iPhoneでボーカルを録音する方法
「カラオケ音源」の準備が出来たら、ボーカル録音の準備をしていきましょう!
ボーカル録音にはマイクとイヤホン(もしくはヘッドフォン)が必要になります。
iPhoneで録音する場合、マイクとイヤホンの組み合わせはこの3つパターンです。
- iPhone付属のマイク付きイヤホン
- iPhone本体のマイク+マイクなしのイヤホン(もしくはヘッドフォン)
- USB接続のマイク+イヤホン(もしくはヘッドフォン)
それぞれの違いを見ておきましょう。
iPhone付属のマイク付きイヤホン
こちらは、iPhoneを買った時に付属しているマイク付きイヤホンです。
この組み合わせの特徴は以下の3つです。
- 低コストで録音できる
- 音質はあまり良くない
- 入力音量を調整できる
低コストなのは良いのですが、残念ながら音質は悪いです…
最初は、予算をかけずに歌ってみたを始めてみたい場合にはおすすめです!
iPhone本体のマイク+マイクなしのイヤホン
マイク無しのイヤホンは好きなもので良いですが、変換ケーブルが必要になります。
あと、iPhone本体のマイクに向かって歌うことになります。
ですので、iPhoneを手で持つか、スマホスタンドを用意しましょう。
この組み合わせの特徴は以下の3つです。
- 変換ケーブルが必要
- マイク付きイヤホンより音がいい
- 入力音量を調整できない
マイク付きイヤホンに比べると音質は良いです。
ただし、入力音量が調整できないので、iPhoneとの距離を自分で調整する必要があります。
USB接続のマイク+イヤホン
USB接続タイプのマイクは、変換ケーブルを用意すれば使用できます。
イヤホン出力付きのマイクであれば、あとはイヤホンを用意するだけで良いです。
この組み合わせの特徴は以下の3つです。
- ややコストが高い
- 音質が良い
- 入力音量を調整できる
USB接続のマイクが1万円台なので、コストがかかりますが、音質は良いです。
Garageband側で入力音量を調整出来るので音割れも防げます。
ただし、iPhoneのバッテリーを消費するので、充電してから使うようにしましょう。
iPhoneのスピーカーで再生しながら録音はできない
「そういえば、iPhoneのスピーカーでカラオケを再生しながら録音できないの?」
と疑問に思う人もいますよね。
スピーカーから再生すると、カラオケの音もマイクに録音されてしまいます…
残念ながら、カラオケの音が混ざったボーカルでは、MIXが出来ません…
ですので、かならずイヤホン、もしくはヘッドフォンを用意しましょう!
ボーカルを録音する
マイクとイヤホンの準備が出来たら、ボーカルの録音をしてみましょう!
まず、録音画面のマイクのアイコンをタップして、録音するチャンネルを選択します。
あとは、「赤いマル」をタップすれば、録音が始まります!
このようにカウントが流れたあと、録音が始まります。
上部の赤いバーが進んでいれば、録音されています。
録音を止めたい時は「四角」のアイコンをタップしましょう!
録音が終わったら、左上のアイコンをタップすると録音画面に戻ります。
それでは、ボーカルが録音できているか、再生して確認してみましょう!
再生の時はメトロノームは、オフにしておくと良いですよ!
マイクの入力音量を調整する
ボーカルを録音した時は、波形の形も確認してみてください!
例えば、このように四角く潰れていたりしませんか?
このような波形になっている場合は、マイクの入力音量が大きすぎかもしれません…!
逆に、このように波形が見えないくらい、小さくなっていたりしませんか?
このような波形になっている場合は、マイクの入力音量が小さすぎかもしれません…!
そんな時は、マイクの入力音量を調整しましょう。
録音画面のマイクのアイコンをタップして、入力音量を調整する画面を開いてください。
「外部マイクを使っている場合」は、左側のスライダーで、入力音量が調整できます。
「iPhone本体のマイクを使っている場合」は、ここで入力音量が調整出来ません…
本体マイクの場合は、適切な音量になるよう、マイクとの距離を自分で調整しましょう。
入力音量の目安は、サビなど声を張るところで、メーターが「黄色」になるくらいです。
もし、赤く点灯してしまう場合は、入力音量を上げすぎです。
マイクの入力音量が調整できたら、改めてボーカルを録音してみましょう。
録音したら、声を張るところで、波形が潰れていないかも確認しましょうね!
ボーカルとカラオケのバランスを調整する
入力音量が調整できたら、カラオケとのバランス調整をしてみましょう!
録音画面のスライダーを動かすと、イヤホンの中の音量バランスが変わります。
自分の歌いやすい音量バランスを探してみてください!
ちなみに、このスライダーはマイクの入力音量には影響しないので安心してください!
ボーカルのチャンネルを追加する
もし、ボーカルのチャンネルを増やしたくなった時は、「+」をタップしましょう。
そうすると、音源の選択画面が表示されるので「ボイス」をタップします。
続いて、左上のアイコンをタップしましょう。
これで、新しいチャンネルが追加されます。
マイクのアイコンをタップして選択すれば、このチャンネルに録音が出来ます。
iPhoneでMIXする方法
ボーカルの録音が出来たら、MIX作業をしましょう!
歌ってみたのMIXとは「カラオケとボーカルをひとつの音源にまとめる作業」のことです。
ボーカルの音質を調整する
まずは、ボーカルの音量差と音質を整えていきます。
ボーカルの音質調整する時は、エコーを切っておくと良いです。
ですので、入力音量を調整した画面で「Vocal Hall」のつまみを下げておきましょう。
続いて、録音画面に戻り、右上の「歯車のマーク」から「トラックコントロール」をタップしましょう。
Garegebandのバージョンによっては、「トラックコントロール」のアイコンが左上の「FX」の横にある場合もあります。
「トラックコントロール」を開くと、エフェクトの調整画面が表示されます。
ボーカルのチャンネルを選択してから、エフェクトの調整しましょう。
エフェクトの主な機能は、以下の3つです。
コンプレッサー:音量差を調整
トレブル:シャリシャリした高域を調整
ベース:モコモコした低域を調整
さらに、細かく調整したい場合は、「プラグインとEQ」をタップしましょう。
こちらの画面で、エフェクトの種類と設定を、細かく変更できます。
歌ってみたのMIXをこだわりたい人は、チャレンジしてみてください!
リバーブとエコーを調整する
ボーカルの音質調整が出来たら、リバーブとエコーをかけていきましょう。
マスターエフェクトの主な機能は、以下の2つです。
エコー:やまびこのように音を繰り返す
リバーブ:部屋の響きを加える
さらに「マスターエフェクト」をタップすると、エフェクトの種類が変えられます。
こちらで、お気に入りのリバーブとエコーを探してみてください!
バランスの最終調整をする
ボーカルの音質調整が出来たら、カラオケとのバランスを整えましょう。
最初は、どのくらいのバランスにするのがいいかわからないですよね…!
慣れるまでは、本家の音源や他の歌ってみたの動画と聴き比べながら、調整してみてください。
iPhoneでMIX音源を書き出す方法
MIX作業が終わったら、最後に音源を書き出しましょう!
書き出したい「My Song」ファイルを選択する
まず、録音画面の左上にある「三角」のマークから「My Songs」をタップして下さい。
フォルダが開きますので、MIXした「My Song」ファイルを長押ししましょう。
そうすると、メニューが出てくるので「共有」をタップします。
ファイル形式を選択する
続いて、ファイルのフォーマットを選択する画面になるので「曲」を選択しましょう。
良い音質で書き出したいので、ファイル形式は「非圧縮(WAV)」を選択します。
保存先を選択する
次は、保存方法を選択する項目が出てくるので「ファイルに保存」をタップしましょう。
あとは、保存先のフォルダを選択し、右上の「保存」をタップします。
最後に「ファイル」アプリをひらいて、保存先のフォルダを開いてみましょう。
MIXした音源が書き出されていれば完成です!お疲れさまでした!!
iPhoneからPCへのステップアップ
iPhoneを使った、歌ってみたの録音やMIXに慣れてくると、もっとクオリティの高い音源を作りたくなってくると思います。
その場合は、PCを使った録音やMIXにステップアップしていきましょう!
マイクやオーディオインターフェースなど使える機材の幅が広がり、音質向上もしやすいです。
PCを使った機材の選び方が知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
【歌い手初心者向け】歌ってみたの機材の選び方とおすすめスターターセット
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、iPhoneだけで出来る、歌ってみたの録音やMIX音源の作り方を解説しました。
最初は慣れるまでちょっと大変かもしれません…!
ですので、手順を忘れた時は、今回の記事を見直してみて下さい!