皆さん初めまして!ニコニコ動画、youtubeに歌ってみた動画の投稿をしております、紬と申します。よろしくお願い致します。
今回私の独断と偏見で聴くと心が切なくなる、ぎゅっとなる、不意に涙が溢れるボカロ切ない恋愛系ソングをご紹介させていただきます。
純粋に大好きな曲を中心に集めてみました。
ちなみに私が一番ボカロにハマっていたのは2009~2011年頃なので、選曲はその前後の楽曲が多いのかなぁと思ったり。笑
さて、前置きはここまでにして、早速ご紹介していきましょう!
目次
ボカロ失恋系ソングまとめ
切ない恋愛系ソングの中でも一番共感しやすい、感情移入しやすいのは失恋系ではないでしょうか。
筆者も経験が少ないながら様々な失恋を・・・
って私の話はさておき、おすすめをどんどん紹介していきます!
「from Y to Y ジミーサムP」オススメポイント&個人的な解釈
https://youtu.be/HaoceD2ayeM
1曲目はジミーサムPさんの「from Y to Y」です。
こちらは2009年に投稿されているので8年前の曲になりますが、ボカロ好きなら多くの方がご存知なのではないでしょうか。
私も高校生の時にボカロにハマってから、今も変わらず1番大好きな曲です。
同年代の方なら共感して頂けるはず!!??笑
これもボカロの恋愛系の曲として有名な一曲ですね。
イントロと歌詞が切ない…!
最初のピアノから始まるイントロからも儚げな印象を受け、男女の別れを描いた切なソングになっています。
1番の歌詞で「行かないで」と言いながらも幸せすぎるのは嫌いだと偽った
とあるのですが…
序盤からもう一緒にいることができない悲しさを印象づけているように思います。
この一節が曲の切なさをより印象づけています。
また、2番の歌詞。
有限の記憶と時間の中 そこに居座っただけの僕の存在など きっと君の記憶から消える
この一節では、「毎日新しい情報が入ってくるこの世の中で、自分と過ごした思い出はどんどん塗り替えられて消えてしまう」ということを歌っています。
呟かれるようなメロディーもより歌詞を強調させているように聴こえます。個人的にすごく好きな部分です。
そして最後にグッとくる大サビの一節…!!
そして最後の大サビ孤独の痛みで償うから 君の記憶にそっと居させて
という歌詞が追い打ちをかけて私を泣かせにきます。笑
「一緒に居れなくてもせめて記憶にだけは…」という相手との繋がりを失いたくない気持ちが伝わってきます。
「もうこの関係は消えてしまうかも」と分かっていながらも、一緒にいたいと願ってしまう。
そういうのってなんだか悲しいです・・・・
そしてその後の歌詞に「またね」と出てくるのですが、相手の背中を見ながら、もしくは自分も相手に背中を向けて歩きながら言っているような風景が浮かんできました。
自分から別れを告げながらも「さよなら」ではなく「またね」を使っています。
「相手といつかまた会いたいという少しの希望を捨てずに持ち続けている」そんな儚げな気持ちが感じ取れます。
個人的にとても思い入れのある一曲
「from Y to Y」は本当に歌詞もメロディーも大好きでいつ聴いても心ぎゅっとなります。
この曲に出会ったのは高校生の時で、当時からこの曲が大好きでした。
ですが、成人して大人になった今、より歌詞の意味が理解できるようになり改めていい曲なだと思い1番にご紹介させて頂きました。
いまこの記事を書いている今も泣きそうです。←
いま恋愛、失恋しているあなたにオススメの一曲です。
「OVER 鮭P」おすすめポイント&個人的な解釈
こちらも切ない恋愛系ソングになっています。2009年に投稿されており、鮭Pさん初の殿堂入り作品になっています。
1曲目と同じく9年前の曲になりますが、とにかくメロディーがすごく好きです。R&B調でボカロの中でも珍しい曲調なのではないかなと思います。
あくまで個人的な意見です。
4月になると思い出す恋人
この曲は4月になると思い出す以前の恋人との別れを歌っています。
先ほども言った通り、メロディーがすごく綺麗で春らしい華やかさを感じられつつ、別れの季節でもある切なさもどこか隠れている。
本当に素敵なメロディーだと思います。
鮭Pさんの才能に感動です・・・
歌詞を読んでみると、4月になり、以前別れた恋人を思い出している様子が伺えます。
「長く寄り添う中でいつの間にかすれ違ってしまい、別れを選んだものの、4月になるとついついその恋人を思い出す・・・」
そんな事を歌っているように思われます。なんて切ない恋愛ソングなのでしょうか…
サビの英文の意味
サビに何度も出てくる英文「So, I’m gonna leave you.」
調べてみると「だから、私はあなたとお別れします。」といったニュアンスの英文でした。
国際系の大学出たつもりなんですがなんとも苦手で・・・笑
そのあと出てくる英単語「regret」。これは「後悔」という意味の単語です。
ここから、「OVER」は恋人との別れに対する後悔を歌っているのではないかと感じられます。
Cメロに込められた「後悔」
その後悔が一番感じ取られるのがCメロです。
その背中に向かって おもわず声が出そうになる 扉が閉まる音に最後のチャンスかき消された
そしてその後に、もう触れることすらできないの? ただ声を伝えることさえも もう二度と・・
とあります。
伝えたかった事が遮られ伝えられず、そのまま時が過ぎてしまっている。
そんな後悔が残ってしまっているのでしょうか。Cメロは個人的にも一番好きな部分です。
大学時代にドはまりした一曲
「OVER」は大学時代の友人に教えてもらい知ったのがきっかけですが、そこからドはまりして今でも定期的に聴いています。
一見さわやかで優しいメロディーなのに歌詞は切なく考えさせられるものになっていて、とっても心揺さぶられる曲です。
この曲に出会わせてくれた友人に大感謝ですね・・・!
「サリシノハラ みきとP」おすすめポイント&解釈まとめ
お次の切ない恋愛系ソングはこちらです。
2012年に投稿されたこちらの楽曲は某有名アイドルグループの一人のこと書かれた曲なんじゃないかと言われておりかなり話題になった曲です。
曲のタイトルも並び替えるとその方の名前になるとかなんとか・・・。
作詞作曲者のみきとPさんは特になにもコメントされていないと思いますので、あくまで私たちリスナーの勝手な解釈にすぎません。
とにかく、とっても切ない恋愛系ソングになっているので、ぜひご紹介したい一曲です。
こちらはCHRISさんが作られたMVも歌詞に関連していて視覚からも切なさが伝わってきます。ぜひ聴くときはMVも一緒に観て聴いていただきたいです!
彼女が芸能人になってしまう歌?
大まかに見てみると、惹かれあっていた男女の女性側が芸能人(恐らくアイドル?)になってしまい、一般人と芸能人という距離ができ離ればなれになってしまった歌になっています。
歌詞の視点から、男性側の気持ちを歌ったものでしょうか。
1番サビに新しいトビラの前で 独りで寂しくないかな いっそ 死にたいなんて 思ってるのかな
とあります。
彼女が芸能界という場所で苦しんでいないか心配している様子が伺えます。
今でも相手のことを思っているんですね。切ないです。
2番のサビにも注目したいです。どれだけきみを脱がせて 画面にキスしてみても だた交わらない 目と目
とあります。画面に映っている人とは目が合うわけない。
こちら側がいくら見つめてもブラウン管の向こう側から見つめ返してくれることはないんです。
相手にすがってしまうほど好きだという気持ちが伝わってくる場面だと思います。
Cメロに込められた恋愛描写
Cメロでは彼女の握手会か何かイベントのようなものに行ったのか、そんな様子が描かれています。
やっと君に会えたのに 剥がされるまで時が100倍速だ 触りたい 触りたいよ もう一度 君の軟い 手の平に
という歌詞。
君にどうしても会いたくて会いに行っても、他にも自分のように会いにきている人がいるわけで…
「お客」として一瞬しか彼女に会うことができないっていうのがもう辛いです。
今まではいつも2人でいたのに・・・!(筆者の妄想です。)
歌詞でも「触りたい」と2回も言っているので、余計身持ちが伝わってきますね。
大サビに込められた想い
大サビではどんなに汚れた未来でも 構わないから ねえ 僕はここだよ どんなに小さな存在でも 君が犯した過ちに 刺し殺されてしまっても
とあります。
僕はここにいるよ、と自分に気づいてほしい。いつまでも変わらずに相手のことが好きな様子が伺えて、本当に胸がぎゅっと切なくなります。
最期にも「ここにいるからね」ともう一度言っていますが、いつでも帰ってきてもいいよ、と言いているような気がします。
彼女をいつまでも待ち続けているような感じがして、余計切ないです。
MV付きで聴いて下さい!!
冒頭でもお伝えしましたが、こちらはMVも本当に素晴らしいのでぜひMV付きで聴いてみてください!
一度5年前くらいのニコニコ超会議か何かで、みきとPさん本人の生歌で「サリシノハラ」を聴いたことがありますが、すっごく感動して鳥肌がたったのを覚えてします・・!
元々好きな曲ではあったんですが、それ以来余計好きになって定期的に聴いている曲の一つです!
ボカロ死別系ソングまとめ
大好きな人がこの世からいなくなる悲しみは図りしれないものがあります・・・
そんな切ない恋愛系ソングもあります。
「soundless voice ひとしずくP」おすすめポイント&個人的な解釈
2008年に投稿されたこちらの楽曲は後にご紹介する「prooof of life」と合わせてニコニコ動画内で〝鏡音三大悲劇″の一つ呼ばれているほど切ない恋愛系ソングになっています。
切ないというより悲しいですね。とても有名なので、こちらこそご存知の方も多いのではないでしょうか。
設定として鏡音レン・リンは恋人同士で「soundless voice」は鏡音レンsideの楽曲です。
〝ボーカロイド=声=命″という考え方から、音を吸い込んでしまう雪の中で、命を奪われてしまった相手(この曲でいうと鏡音リン)に対し歌ったものになっています。
悲しげなピアノのイントロと静寂を表現した歌詞
はじめのピアノで始まるイントロから、悲しい雰囲気が漂っています。
Aメロは歌詞に「静寂が街を包む夜に」とありますが、まさに静寂の中呟いているような感じがします。
さらにBメロでは苦シイって言ってくれよ 寂シイって言ってくれよ、逝かないでよ
とリンに投げかけている言葉が続きます。
切ないです本当に。
声を奪われてゆく切ない風景描写
そこからサビ・2番Aメロ・Bメロとリンが雪で声(命)を奪われ動かなくなっていっていまう様子が歌われています。
ここで注目したいのが2番のサビのメロディーです。
叶うなら この声 全て奪い去って 愛しい人へと与えて〝ください″
の部分でメロディーが上がります。
歌詞の言葉的にもレンの気持ちを歌っていると思うので、一番レンが望んでいること、とにかくもう一度目を覚ましてほしいといった思いが伝わってきます。
だいぶ涙腺が緩くなってきました・・・
そして一気に盛り上がるCメロ
そして一気に盛り上がってCメロです。Cメロでも静かなメロディーが続いた後に「ああああああ」とレンが叫んでいる声がそのまま歌詞になっています。涙腺崩壊部分です。
最後の大サビで盛り上がったまま終わるかと思いきや「白く・・」と最初の静寂さに戻るところで、もう鳥肌ものです。つ、辛すぎる・・・・。
そしてそして、お次にご紹介するのが冒頭でも書いた、「soundless voice」アンサーソングになっています。
「proof of life ひとしずくP」おすすめポイント&個人的な解釈
「soundless voice」と対になっているこの曲は先ほどが鏡音レンsideの曲だったのでこちらは鏡音リンsideの曲になっています。いなくなってしまう側の曲ですね。
先ほどの「soundless voice」の10日後に投稿されています(2008年)。
イントロは切なさと優しさのどちらも感じ取られる穏やかメロディーで始まります。
作詞作曲をされたひとしずくPさんの投稿コメントを取り上げると「悲しい歌にはしたくないよ~とだけ考えながら作りました。」とあります。
歌詞の意味を考えてみた
そこで歌詞をみてみると1番Bメロで朽ちて逝く運命(さだめ)と わかってなお強く 息していたいよ 歌っていたい
とあります。
リンは自分がもういなくなってしまうことを分かっていたんですね。
サビには悲しい歌にはしたくないよ ねえ この時だけは笑っていたいよ
とひとしずくPさんの言葉が歌詞にもあり、笑ってレンと居たいとリンの気持ちが表れています。
「優しい歌を 歌っていたい」というのが最後の願いなのでしょうか。
ここに注目して聴いてみて!
ここで注目したいのが2メロからです。なんと「soundless voice」が掛け合いのように後ろで流れるのです・・・!感動というか衝撃というか、ハッとさせられます。
「soundless voice」の歌詞で〝苦シイ″〝寂シイ″と言ってくれと歌っているのに対しコワイヨ・・苦シイヨ・・寂シイヨ・・
とリンは言っていたんですね。
でももう声(命)が奪われてしまっているので、レンには残念ながら届いていないという・・・
ここで、リンちゃん実は言ってたんや、、でも届かなかったんや、、、と気づかされて涙腺を刺激されます。
Cメロに驚き!
さらにCメロの歌詞にも驚かされます。
「soundless voice」のCメロで〝愛してる″伝えられなかったと後悔しているのに対して、
「寂しくないよ あなたがいる 抱きしめてくれる 暖かい手で キコエナイけれど 伝わっているよ 触れた指先から 愛シテル・・って」とあります。
なんと、レンの気持ちは伝わっていたんです・・・!
ここはもう大号泣の場面です。ここで泣かない方がいるだろうか、いやない(反語)←
大サビでは後ろのメロディーでレンが歌っており、交差する歌詞と歌声は本当に綺麗です。
最後に「ありがとう」と途切れながらに歌っているところはリンの最期の言葉に聞こえて、またぐっとくるものがあります。切ない・・・。
この2曲は当時大好きな歌い手さんが歌われていたのをきっかけに出会いましたが、初めて聴いて本気で涙が溢れました。
まとめ
こんな切ない恋愛系ソングあったのか、と驚いたのも覚えています。ボカロの世界って本当に知れば知るほど奥が深くてハマってしまいます。
・・・とこんな感じで、長々と5曲、ボカロ切ない恋愛系ソングをご紹介させて頂きました。
どれも有名な曲ばっかりなので、知ってるよ!って方が多いかなあと思いつつも、自分が本当に感動して、好きで、良いなって思うものを選びました。
ブログなんてもの書くのはほぼ初めてなので、どんな風にかいたらいいのやら、、、といった感じでしたが、なんとか書けて良かったです。
語りに語りつくしましたが、とても楽しく書くことができました!
この機会をくただったYouK様、soundtreatment様、ありがとうございました!!