目次
- 1 歌ってみたMix依頼時のデータ作り方&注意点
- 2 MIX依頼する際のマナーは?
- 3 MIX依頼前のチェックポイント9つ
- 4 歌データの作り方は?
- 5 MIX修正依頼のチェックポイント3つ
- 6 MIX依頼完了後のチェックポイント3つ
- 7 MIX依頼でよくあるトラブル3選
- 8 まとめ
- 9 MIXでお困りの方、お任せください♪
歌ってみたMix依頼時のデータ作り方&注意点
こんにちは。【歌ってみた・MIX依頼の定番??】「SoundTreatment」代表のYouKです。
前回は歌ってみたの録音方法について解説しました♪
まだ読んでいない方はこちらの記事もご覧下さい。
【ダウンロード方法から使用方法まで】ProtoolsFirstを5分で教える!
目次1 初心者必見!無料ソフトで歌ってみたを録音しよう♪2 ダウンロード・インストール方法2.1 step.1 『ソフトのダウンロード』2.2 step.2 『ファイルの解凍』2.3 step.3 ...
さて歌ってみたの録音は完了ました!さあいよいよミックスを依頼しよう!!
でもデータってどんな風に渡せば良いんだろう??
そんな方の為に今回はミックス依頼時のデータの作り方を解説♪
データの作り方はMIXのクオリティーを高める為に重要な項目になります。
SoundTreatmentでMIX依頼をされる方も必見ですよ♪
・歌ってみたのMIXを依頼してみたい!
・でも、依頼のやり方がわからない…
・歌ってみたのMIXを依頼するときのマナーを教えてほしい!
今回は「歌ってみた」のMIXを依頼してみたいと思っているあなたの為に…
MIXを依頼するやり方と、マナーについてご紹介していきたいと思います!
本記事の内容
- MIX依頼前のチェックポイント9つ
- MIX修正依頼のチェックポイント3つ
- MIX依頼完了後のチェックポイント3つ
- MIX依頼でよくあるトラブル3選
MIX依頼する際のマナーは?
みなさん、歌ってみたのMIXを依頼するやり方や、マナーって知っていますか?
いつも、なんとなく依頼しているけど、実はよく分かっていない…
という人も多いのではないでしょうか?
もしかすると、知らないうちに、MIX師さんを困らせていることもあるかもしれません…
中級者〜上級者向け、初心者〜中級者向けで、まずは最低限抑えたい場合のチェックポイントを用意しました。
まずは最低限抑えておきたい点
①歌データ(24bit 48hlzのWavデータを推奨)
②カラオケデータ(24bit 48hlzのWavデータを推奨)
③本家動画やイメージ、似せたい音源があれば必ず同封しましょう。
(動画のURLなどではなく、音声データWav,Mp3などでご準備ください)
④要望やイメージなどを書いたテキストファイル
最低限こちらは抑えておきましょう。
とはいうものの、上記がよくわからない方や初心者の方も多いはず…!
安心してください!
上記に加えて、初心者〜中級者に向けて、詳細な9つのチェックポイントもまとめてみました!
MIX依頼前のチェックポイント9つ
ここからは、MIXを依頼する前に、必ず確認してほしい大事なポイント、マナーをご紹介します。
MIXを依頼する前のチェックして欲しいポイントは、以下の9つです。
①:音割れしていないかを確認
②:重なっているパートはトラックを分ける
③:エフェクトは外す
④:ファイルは必ず頭出し
⑤:カラオケ音源を添付
⑥:ファイル名は分かりやすく
⑦:ファイル形式は「24bit 48khz wav」推奨
⑧:要望やイメージをまとめる
⑨:Zipファイルでアップロード
どれも歌ってみた初心者が、見落としがちなポイントですよね。
毎回、チェックするようにして、スムーズに依頼ができるようになりましょう!
それでは、ひとつずつ解説していきます。
歌データの作り方は?
さて、まずは歌データを準備していきましょう♪
あなたが心を込めて歌った歌データです。
最後まで手を抜かずデータを作りましょう。
ここでデータの作り方を間違うと、ミックスを依頼しているMIX師さんが大変な思いをしてしまうかも?
データがちゃんとしていないとミックス師のやる気が落ちてしまいます。
しっかりとしたデータ作成を覚えましょう。
以下がデータ作成の注意点です。
▼データ形式は24bit48hlzを推奨してます。
▼ボーカルデータはモノラルにしましょう。
▼ボーカルがクロスする場合には、[Vo]、[VoCross]のように分けて書き出しましょう。
▼音声ファイルの名前は必ず半角英数にしましょう。
▼※頭出しを必ずしましょう
マナー①:音割れしていないかを確認
「音割れ」とは、音量が大きすぎて、「バリバリッ」と歪んだ音が発生する現象です。
音割れは、歌ってみた初心者がやってしまいがちな、音声トラブルなんです。
あまりに、音割れがひどい場合は、歌い直してもらうことにもなってしまいます…
そんな、音割れを判断するポイントは、主に以下の3つです。
- 波形の上下に空白がない
- 波形が潰れている
- DAWのメーターが赤く点灯している
どれも、初歩的なセッティングミスが原因なんです…!
せっかくいいテイクだったのに、録り直し…
なんてことにならないように、音割れには気をつけましょう!
音割れを防ぐ方法が知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
マナー②:重なっているパートはトラックを分ける
ボーカルが重なっている箇所がある場合は、トラックを分けておきましょう!
もし、ボーカルが重なったまま、音源を書き出してまうと、波形が不自然につながってしまいます。
書き出した音源が、このように音が途切れている場合、MIXで補正が出来ないんです…
ですので、ボーカルが重なる箇所は、トラックを分けて、個別に書き出しましょう!
マナー③:エフェクトは外す
音源を書き出す前に、リバーブ、コンプ、イコライザーなど、すべてのプラグインを外しておきましょう。
もちろん、ボーカルを録音する時は、好きなプラグインを使って頂いて大丈夫です!
ですが、エフェクトが掛かったまま書き出された音源は、ボーカル補正やMIXが難しくなってしまいます…
特に、リバーブの掛かったボーカルは、ピッチやタイミング補正が出来ません…
ですので、MIX師さんには、エフェクトの掛かっていない音源を書き出すようにしましょう!
マナー④:ファイルは必ず頭出し
頭出しってご存知ですか?
これはミックスを依頼する際のマナーとしてとても大事な物になります。
ここでしっかりと確認していきましょう♪
「頭出し」とはオケが始まって歌いだすまで無音部分を含めて書き出すことです。
これをせず、歌のデータが始まるところから書き出ししてしまうと、
MIX師が歌データとオケを並べた時に、歌とオケがズレて再生されてしまいます。
下手をするとそのままの状態でミックスされて、オケと歌がバラバラ!!なんて状態になっちゃうので注意◎
ファイルは頭出しで書き出しましょう。
頭出しをしていない音源を読み込むと、このようにボーカルとカラオケのタイミングがずれてしまいます…
頭出しされていない場合データを読み込むと、歌とカラオケがずれる
こうなると、MIX師さんが、ひとつずつ正しい位置に、手作業で戻していくことになるんです…
頭出しされていると一発で歌とカラオケが合う
頭出しが出来ている音源を読み込むと、このようにボーカルとカラオケのタイミングがちゃんと合います。
やり方さえ知っていれば、頭出しは、歌い手側でも出来る作業です。
MIX師さんに、不必要な負担をかけないよう、必ず頭出しで書き出しましょう!
頭出しのやり方が知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
【頭出しとは?】3分で簡単に頭出しのアレコレ教えちゃいます!
マナー⑤:カラオケ音源を添付
続いてカラオケデータを準備します。
MIX師にMIXデータを送るときは必ずボーカルトラックと一緒に、カラオケ音源も添付するようにしましょう。こちらは必ず歌い手側で用意します。
できるだけいい音質の物を用意しましょう。
これがYouTubeで落とした物など低音質だとミックスに多大な影響を与えます。
ボカロなどの場合は本家で音質の良いカラオケを配布している事が多いです
マスタリング済み、マスタリング無しなど複数種類がある場合はどちらもMIX師さんに渡しておくと間違いないです。
※キー変更ある場合は必ず伝えましょう。その際に自分でキー変更した音源とキー変更前の音源と両方用意すると親切です。
曲によっては、アレンジ違いの音源もあるため、録音時にどのカラオケを使ったのか探すのはとても大変です…
本家が公開しているページから、カラオケ音源をダウンロードし、添付するようにしましょう!
マナー⑥:ファイル名は分かりやすく
各トラックのファイルの名前は、パート名にしましょう。
例えば、このようなファイル名ですと、どれが何のパートか、まったくわかりません…
ですが、このようにパート名にしておくと、何のトラックかすぐに分かりますよね!
例えば、MIX修正を依頼する時も、パート名で話が出来るので、MIX師さんとの行き違いがなく安心です。
ですので、音源を送る前に、ファイル名を確認するようにしましょう!
マナー⑦:ファイル形式は「24bit 48khz wav」推奨
SoundTreatmentでは、「24bit 48khz wav」での書き出しをオススメしています。
ファイル形式によっては、せっかく高音質マイクで録音したのに、音質劣化してしまう場合もあります。
とくに、MP3で書き出してしまうと、音質劣化が目立つので気をつけてください…!
MIX師さんによって、希望のファイル形式は違うこともあります。
ですので、音源を書き出す前に、確認するようにしましょう!
マナー⑧:要望やイメージをまとめる
MIXの際にこんな風にしたい。本家に近づけたい。
ミックスのイメージってありますよね?
そんな場合は参考音源を準備しましょう。
ミックス完成後にイメージなどを言われると大変困りますので、必ずミックス依頼の際にイメージを伝えておきましょう♪
イメージ音源はwavファイルかmp3など音声ファイルで
イメージの音源がある場合はこちらも準備しましょう!
また特殊加工や「ここをこうしたい」などがある場合はテキストファイルに纏めて書き込み同封しておきましょう
音源と一緒に、MIXの要望やイメージを伝えましょう。
出来上がったMIXが思っていたのと違った…
ということは避けたいですよね…!
ですので、要望やイメージは、出来るだけ具体的な内容で書くことをおすすめします!
例えば、
サビの「〇〇」(1:35~1:55)をラジオボイスにしてほしい。
のように、
- 歌詞
- 時間
- 具体的な内容
を箇条書きで書くと伝わりやすいです!
もし、言葉だけでは伝えにくい場合は、イメージに近い参考動画のURLを送りましょう。
そうすれば、MIX師さんとイメージの共有がしやすいですよ!
マナー⑨:Zipファイルでアップロード
音源と要望書はZipファイルにして、オンラインのアップロードサービスで送りましょう。
音源をバラバラのまま送ってしまうと、ひとつずつダウンロードしないといけません。
MIX師さんの負担になりますし、音源の送り忘れなど、トラブルの原因にもなります…
Zipファイルにするやり方が知りたい人は、こちらを参考にしてください。
Zipファイルが出来たら、オンラインのアップロードサービスでURLを発行し、MIX師さんに送りましょう!
無料で使える、GigaFile便などがおすすめです!
MIX修正依頼のチェックポイント3つ
MIX音源を聴いて、気になる箇所があった場合、修正の依頼をしますよね。
ですが、修正してほしい内容がうまく伝わらず、何度もやり取りが続いてしまう…
なんてことはありませんか?
そこで、正しい修正依頼のやり方と、マナーをご紹介します。
MIXの修正を依頼するときのチェックポイントは、以下の3つです。
①:修正箇所の秒数と内容は箇条書き
②:メール1通につき1リテイク
③:リテイク期限に気をつける
それでは、ひとつずつ解説していきます。
①:修正箇所の秒数と内容は箇条書き
修正箇所は「歌詞」「時間」「具体的な内容」を箇条書きで書くようにしましょう。
修正内容を長文で書くと、修正箇所がわかりづらく、見落されてしまうことも…
ですので、
サビ終わりの「〇〇」(2:15~2:30)をディレイで飛ばしてほしい。
などのように箇条書きで書くようにすると、修正箇所が分かりやすいです。
修正箇所が、何個あるかも把握しやすいので、見落とされにくくなりますよ!
②:メール1通につき1リテイク
歌ってみたのMIXでは、メール1通につき、1リテイクとカウントされる場合が多いです。
MIX師さんにもよりますが、4回目以降は有料など、回数制限があったりもします。
できれば、追加料金はかけたくないですよね…!
ですので、少ないやり取りで済むよう、修正箇所はまとめて送るようにしましょう!
③:リテイク期限に気をつける
MIX師さんによっては、リテイク期限というものがあります。
MIX音源を受け取ってから、期限までに返信をしないと、納品完了と見なされることもあります。
リテイク期限を過ぎてから、修正依頼すると、追加料金が必要になってしまいます。
ですので、音源を受け取ったら、出来るだけ早く返信をするようにしましょう!
MIX依頼完了後のチェックポイント3つ
MIXも完成したし、あとは動画を投稿するだけ!
なんですが…
ここでも、気をつけてほしいポイントがあるんです…!
MIX依頼が完了した後のチェックポイントは、以下の3つです。
①:推奨エンコード設定を守る
②:クレジットを載せる
③:動画投稿する時は伝える
MIX師さんと信頼関係を築けるよう、最後まで、気持ちの良いやり取りを心がけましょうね!
それでは、ひとつずつ解説していきます。
①:推奨エンコード設定を守る
エンコードというのはMIX音源と動画を合わせる作業のことです。
歌ってみたの場合、Youtubeやニコニコ動画に適したファイル形式で書き出す必要があります。
ここで、ファイル形式の設定を間違えてしまうと、音質劣化や画質の低下が起こってしまいます…
せっかくカッコいい音源になったのに、音質が悪いって思われたくないですよね…!
ですので、推奨されているエンコード設定で書き出すようにしましょう。
各動画サービスの設定が知りたい人は、こちらを参考にしてください。
もし、よくわからない場合は、無理せず詳しい人にお願いするほうが良いです。
②:クレジットを載せる
動画の概要欄には、必ずクレジットを載せるようにしましょう。
例えば、
Mix:◯◯様 TwitterのURL
のように記載すると良いです。
名前だけで良いのか、TwitterなどのURLも載せてほしいかは、MIX師さんによっても違います。
ですので、動画を投稿する前に確認しておきましょう!
③:動画投稿する時は伝える
動画を投稿する時は、MIX師さんに伝えるようにすると喜ばれます。
Twitterで投稿する時にも、Twitterのユーザー名を記載すると、リツイートしてくれたりします。
MIX師さんだけでなく、絵師さんなど関わってくださった方へ、感謝の気持ちをしっかり伝えましょうね!
MIX依頼でよくあるトラブル3選
最後に、MIX依頼でよくあるトラブルもご紹介しておきます。
歌い手さんもMIX師さんも、お互い悪気はないのに、ギスギスしてしまった…
なんてことにならないように、トラブルになりやすいポイントも覚えておきましょう。
MIX依頼でよくあるトラブルは、以下の3つです。
- MIX作業開始後の返金は出来ない
- 依頼後の音源差し替え、追加は別途料金がかかる
- リテイクには数日の時間がかかる
それでは、ひとつずつ解説していきます。
MIX作業開始後の返金は出来ない
基本的に、MIX作業を開始してからの返金は出来ないと思ってください。
MIX師さんは普段から技術を磨き、多くの時間をかけてMIX音源を作っています。
その作業時間の対価として、MIX料金を頂いています。
ですので、MIXの仕上がりが気に入らないからといって、返金を求めるのは控えましょうね…!
依頼後の音源差し替え、追加は別途料金がかかる
音源の差し替えや追加は、別途料金がかかると思ってください。
MIXは、ボーカル補正など、データを修正する作業も行います。
もし、音源の差し替えや追加があると、補正作業をやり直す必要が出てしまうんです…
また、予定よりも作業時間が増えてしまうため、納品にも遅れが出てしまいます。
ですので、MIX依頼をする時には、データの漏れなどがないか、しっかり確認しましょう!
リテイクには数日の時間がかかる
MIX師さんのスケジュールや、修正内容によって、リテイクに時間がかかることもあります。
納品希望日がある場合は、事前に伝えるようにしましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、MIXを依頼するやり方と、マナーについて解説しました。
毎回、このチェックリストを確認して頂ければ、安心してMIX依頼が出来るようになります!
MIX師さんと良い関係を築くためにも、ぜひ活用してください!
MIXでお困りの方、お任せください♪
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