ウォルピスカーターさんのオリジナル曲「泥中に咲く」の歌詞、MVにはどんな意味が込められているのでしょうか
「泥中に咲く」について徹底的に解釈していきます。
目次
「泥中に咲く」とは
「泥中に咲く」は2018/12/30に公開された歌い手ウォルピスカーター さんのオリジナル曲です。
作詞・作曲はボカロPの針原翼 (HarryP)さんが担当しています。
公開から1年以内で1000万回再生を突破し、大人気の楽曲です。
透き通った高音が映える一曲。
ちなみに歌っているウォルピスカーターさんは、男性だとご存知でしたか...?
それでは「泥中に咲く」の解釈に移ります。
「泥中に咲く」曲名の意味
Wikipedia:「ハス」より
泥の中に咲く花といえば思い描くのは「蓮華」。
蓮華は「清らかさ」や「聖性の象徴」として称えられることが多く、
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」ということわざもあります。
意味は周りが汚れた環境であってもそれに染まらずに清らかさを保っていることです。
蓮華が泥の中で育っても可憐な花を咲かせることから由来していると考えられます。
このことわざは「泥中で咲く」の曲名にとても似ていることがわかります。
"汚い世界の中で綺麗に咲き誇る一輪の花。"
そんな意味が曲名には込められているのでしょうか。
「泥中に咲く」歌詞解釈
砕けた心が濾過(ろか)できなくて
涙はそっと枯れてゆく
主人公はMVに出てくる長髪の少女。
制服をきていることから中学生が高校生だとわかります。
少女は、赤が印象的な傘を持ち薄暗い街を歩いています。
その浮いているように見える姿は「蓮華」のようです。
歌詞にあるように少女暗い表情をしていて
心が濾過できなくなり、悪い環境に染まりそうになっている状況が最初の歌詞からわかります。
少女は心が砕けて涙を流しています。
失ってしまった「愛する君」
酷烈な人生
あなたを遮る迷路の荊棘(けいきょく)
濁世(じょくせ)の闇立ちはだかる
【歌詞の意味】
酷烈:きわめてきびしいこと
荊棘:障害になるもの。邪魔になるもの。困難が多いこと。
濁世:濁り汚れた世界。(仏教による)
酷烈な生きづらい人生の中でも、少女は足掻きます。
さらに障害や困難、濁り汚れた世界が可憐な少女の前に立ちはだかります。
「君は誰よりも心配性な優しい人だから」
少女は君に語りかけていることがわかります。
少女は泥の中でもがき生きるはずだったのに、
過去に君に救われていたことがわかります。
少女はその優しさに触れて正しく生きようとできましたができなくなった。
愛する君がいなくなってしまったと解釈できます。
君がいなくなり「正しい呼吸」ができなくなって少女は溺れる寸前なのではないでしょうか。
愛する君がいなくなってしまったと解釈できる理由
少女の服装をよく見ると
制服に黒のコートを羽織り、黒の手袋をはめています。
これは喪服を意味しているとも解釈できます。
少女の暗い表情からも、大切な君を失い生きる気力がなくなっているのではないでしょうか。
少女の心の限界
地面の色を見て歩く。水たまりを踏まないように。
蓮は泥の中でないと生きられません。
ですが、その意味とは逆の意味=泥を避けていることが歌詞から受け取れます。
不遇な道を逸れて、自己防衛する
少女は誰にも汚されず汚い世界の中で生きていましたが、
心に限界が訪れ、本来は自分が生きていく場所だったところから離れて生きやすいように生きようとしているのではないでしょうか。
願われた幸せ
僕は人間です。
だから今日も明日もそれぞれ息をして生きます。
君も人間だからいなくなってしまった。
少女を置いていってしまったことを悲しく思いながらも憎めない。
「君は誰の為にも願う人」
亡くなった大切な君は、少女には好きに生きて欲しい、自分の後を追ってきてはダメだと少女に願っているのかもしれません。
大切な人の性格
花が咲くためには、水も土も光も種も何1つかけてはいけません。
少女が生きている今も過去も全て必要であって、1つでもかければ今の少女は存在していません。
大切な君は「なんでもないと言いながら」辛い過去を背負います。
それは優しさであって、大切な君の優しすぎる性格を指していると解釈できます。
大切な君は亡くなってはいなかった
優しすぎるが上に全てを背負いこんでしまいます。
だから、心の容量がいっぱいになって
逃げたくなってしまったのでしょうか。
少女からの言葉で「生きたいよね」の言葉があることからも
優しい君は亡くなったのではなく、どこかにいってしまったのではないでしょうか?
MVからは亡くなってしまったことを意味しているように感じますが、
歌詞では「終わりの始まり」ともあることから
今までの自分に別れを告げるという意味が含まれていると解釈もできます。
そして周りのために生きていくのではなく
新しく生きて「生まれた意味」を探し続けようと言っています。
心の金の意味
それでもなんだか息苦しいな
いつか死ぬために生きてるなんて
それならさ それならば
自分のために自分の生きる意味を見つけるために生きようとするなら
周りのために生きないから「雨に溺れる」=悲しみにくれることはない
それでも汚い世界の中で君がいないからとても息苦しくなってしまう。
だから、自分の心が壊れないように
壊れない心の 鐘を鳴らそう
鐘を鳴らすというのは
自分の心の悲鳴をちゃんと鳴らして溜め込まないようにするという意味だと解釈できます。
泥まみれになってもがいても
"一生懸命に生きていこうよ。"
そんな思いが伝わってきます。
蓮華の華を少女として捉えていましたが
この世の中で自分足掻くために染まらないために
「道」をちゃんと作ることが「華」なのかもしれません。
"君"とは
君というのは少女にとっての大切な誰かだと解釈を進めていきました。
ここでいう「君」はこの歌を聞いている貴方なのかもしれません。
優しすぎるから無理をしすぎてしまう。
そんなことはないでしょうか?
この曲は聴いている人頑張っている貴方へのメッセージだと考えられます。
最後に
苦しくも熱いメッセージが「泥中に咲く」に込められていて
汚い世界でも心を声を露わにしていく少女の姿が描かれていました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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