話題の煮ル果実さんの「トラフィック・ジャム」の歌詞・MVにはどんな意味や背景があるのでしょうか?
今回は「トラフィック・ジャム」に込められた意味について徹底的に解釈していきます。
目次
「トラフィック・ジャム」煮ル果実
煮ル果実さんのトラフィックジャムは、
公開から3ヶ月で再生回数100万回を突破し人気上昇中のボカロ曲です。
曲調は違和感を感じるような不幸的なメロディですがサビの"deuce deuce deuce"のキャッチーさのギャップで中毒性がとても高く感じます。
警告カラーが特徴的なMVですが、絵本のような塗り方で今までのボカロ界隈のMVとはどこか異質さを感じます。
違和感の始りは本当に癖づいて頭から離れなくなりますよね。
そんなトラフィックジャムについて煮ル果実さんは「貴方々の不幸を望みます」と概要欄にコメントしています。
どんな不幸な物語がトラフィックジャムには描かれているのでしょうか...?
登場人物について
トラフィックジャムの登場人物には2人の男女が登場します。
●フラリー(Flurry):
・女性
・意味:ろうばい、動揺、突風
●ウェルター(Welter):
・男性
・(快楽に)ふける、(快楽に)浸る、ころがり回る、うねる
男女の名前はMVには出てきませんが煮ル果実さんがTwitterにて発表しています。
2人の名前の意味を考えるとどちらもあんまりよろしくない意味が含まれています。
フラリー「ろうばい、動揺」
ウェルター「(快楽に)ふける、(快楽に)浸る、ころがり回る」
2人の個々の人生を表している言葉なのでしょうか?
Flurry&Welter
Character Design 明石(@a_ka_shi____) pic.twitter.com/7rAOXaJSXk— 煮ル果実 (@vinegar_vinegar) August 25, 2019
トラフィック・ジャム歌詞MV解釈
事故をテーマにした不幸の曲
初めのシーンは車がどこかに突っ込み、沢山の目が事故を見つめる状況から始まります。
事故にあった2人が倒れてい流状況や、「貴方々の不幸を望みます」という煮ル果実さんのコメントがあることから
不幸の中でも事故にあった人をテーマに書いていると解釈できます。
パシャパシャとフラッシュ焚いた まあなんて可哀想な 首吊って詫びんのが良いや 先立つ不孝を許してや 許さねえや 追い込めや 逃げんのかい この腰抜けが
フラッシュを焚いているのは記者会見だと考えられます。
事故にあった人を可哀想と哀れみ、加害者を徹底的に追い込んでいる様子が伺えます。
MVからメガネの真面目そうな男性が事故を起こした張本人だということがわかります。
その男性を徹底的に追い込もうとするフラリーとウェルター。
そこまでする怨みがあるのか。それとも2人は悪魔や死神なのでしょうか?
さらに続く事故
追い込まれた男性は、車道に飛び込み被害者としてさらなる事故を起こしてしまいます。
今度はどいつが悪いんだ 誰でもいいや じゃああいつのせいだ
歌詞では次の加害者のターゲットを探していることがわかります。
誰でもいいと書いてあることからも「自分以外が犯人なら誰でもいい」ということなのでしょうか?
加害者になりたくない人は、責任を押し付け合い蹴落とし合おうとする様子がMVに描かれています。
被害者への罪悪感などはなく自分のために責任をなすりつけ合う。
そんな人間の汚い部分が事故を通して描かれていると解釈できます。
"Deuce"の意味
サビで特徴的なリズムの「Deuce Deuce Deuce!」
deuce:
①悪運,災難,やっかい、悪魔
②(スポーツの)デュース
③(トランプ)2の札
deuceは悪運・災難などの悪い意味も含まれていて
事故をテーマにした曲であることからも悪い意味で捉えられるため意味合いが近いと推測できます。
またdeuceをスラングでは「くそ」「別れ際の挨拶」「ハンドガン」などの意味もあります。
煮ル果実さんという名前のボカロPであることからも"ジュース"なんじゃないかと思いましたが違うみたいですね。
悲しい人の性
さもしいこの魂 生を受けたは良いが
粗探し、穴探し 飽くなき人の性
「さもしい」は心が汚く卑しいことを意味しています。
せっかく生きているのに人の嫌な部分ばかり見ようとしてる人間の汚さを言っていて
汚さを養生(治そうと)しようとしてもそんぐらいじゃ人は変わらないと屁理屈を言い、変わろうとしていない人々の様子が歌詞に描かれています。
「ちっぽけな灯火じゃ凍えるがおち」と描かれていますが
その際にフラリーの心臓が色づき壊れていく様子があることからも諦めていると推測され
生きづらい世の中に対して嘆いていると想像できます。
明かされる2人の正体
2人が驚いた表情をしているところに、同じ2人(ドッペルゲンガー?)が出てきます。
その後に顔から何かが剥がれ落ちる場面が続いていきます。
フラリーとウェルターの本性が隠れていると推測できます。
仮面が剥がれていく様子がMVに描かれ、2人の男女が出てきます。
この男女最初に登場していたのをご存知でしょうか...?
最初のシーンで事故にあっていた被害者の2人なんです。
その2人が最後逃げていくように、フラリーとウィルターの前から去っていきます。
実際にMVでフワリーとウェルターの顔色は紫で生きている人の世界にいないことはわかります。
これは、前世の自分とお別れをするという意味での別れなんじゃないでしょうか?
歌詞には「2人で」という表現が何回か出てきます。
2人は死ぬ前は恋人の関係で事故にあってしまい、別れるとこになりそうになったけれど
死者(死神?)として残ろうとして、人間だった自分を捨て去っていると解釈できます。
最後に
トラフィックジャムは、楽しいメロディに乗せて人間の汚い部分が描かれていることが分かりました。
煮ル果実さんの曲は毎回深くて考察がとても楽しくさせていただいています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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