最近大注目されている神山 羊さんの「YELLOW」について今回は歌詞解釈を進めていきます。
●明かりの灯らないホールケーキ
●木製の君と踊ってたんだ
などなど意味深なフレーズの歌詞が多々登場する「YELLOW」に込められた想いなどを考察します。
"YELLOW"とは
神山 羊 - YELLOW【Music Video】/ Yoh Kamiyama - YELLOW
●作詞・作曲:神山羊
●MV:東洋医学
●公開日:2018/11/03
"YELLOW"は、11月に公開された曲でシンプルだけども惹きつけるメロディと魅入ってしまうアニメーションに大ヒットしています。
TiK ToKを中心にとても拡散されているように感じます。
作曲者の神山羊さんは、ボカロ界隈にて歌い手としても活動されていて「有機酸」という名前でcover・歌ってみたを出しています。
落ち着くような気だるい声がすごい素敵です。
"YELLOW"歌詞解釈
"YELLOW"とは
"YELLOW"は「黄色」。
黄色は明るいイメージもありますが負の印象も含まれている色です。
例えば、道路標識にも「危険」といった意味で使われていて
「黄色:危険、緊張、不安、軽率」
などの意味があります。
神山羊さんの曲の中でも「黄色」はネガティブなイメージで使われていると考えられます。
実際にMVの中では、少年がパトカーのライトから顔を隠しているような印象を受けるシーンも描かれています。
"何か"を壊した少年
つまりは好奇心に囚われてたんだ
〜(省略)〜
好奇心に駆られて「何か大切な物」を誤って壊してしまった主人公の少年。
ホールケーキは誕生日などのお祝いをするときにあるものであるから、それに明かりが灯っていないということは
「祝ってくれる人=家族」がいないことを示唆していると考えられます。
木製の君とあることから、そばにいるのは「オモチャ」であって生きている人ではないことが印象付けられます。
孤独と変化
クローゼットの中でオモチャと並んで少年は「誰か」を待っています。
ここで「眠る」そして「変わる」の歌詞があります。
少年自身がオモチャと誰かを待って過ごしていくうちに「心の安全」を守るための心境の変化があったと解釈できます。
またMVでは少年の身体から"黄色の根"のようなものが生え始めていることがわかります。
黄色は不安などの意味があることからも、そういった負の感情が根付き始めていることを示唆しているとも解釈できます。
置いて行かないで...
「私馬鹿な子なのどこにも行かないで」
〜(省略)〜
「どこにも行かないで」=「置いて行かないで」
というような少年の悲しい言葉が歌詞にあります。
夜のうちにオモチャを片付けたということは「良い子」でいることをアピールして、誰かを引き止めようとしているんじゃないでしょうか?
「無邪気なままでいたかった」けれど何か真実をみてしまって無邪気にはもう戻れないことだと解釈できます。
「置いて行かないで」や「誰もいない誕生会」のような歌詞があることからも、「誰か」は「家族(親)」を示しています。
YELLOW=危険信号
「剥がれ落ちた大事な記憶」
家族との大切な思い出が儚く崩れた瞬間を表現していると解釈できます。
つまり、何か信じたくないような嫌な事実を知ってしまったんじゃないでしょうか?
少年はそんなことを知りたくはなかった「後悔」しています。
MVでは少年のバックで誰かが傷つけようとしている場面が描かれていて、次のシーンではパトカーに少年が囲まれ自分自身を撃つシーンがあります。
とても意味深に感じますが、少年は嫌な現実を目の当たりにして、親を手にかけて警察に捕まっているのかもしれません。
でも、何かしらのしてはいけないことをしてしまったと考えられます。
生える感情×黄色の根っこ
歌詞に出てくる"好奇心"は"恐怖"でもあると解釈できます。
知りたくない真実を知ってしまって、恐怖に飲み込まれていく主人公。
「うだつの上がらない」は「状態が今ひとつ良くない」などの意味があります。
よくない行為をした主人公のことを「得体の知れない何か」が満面の笑みでみていると解釈できます。
また、MVに出てくる顔が見えない人物は、主人公が恐れている「得体の知れない何かの感情」を悪魔として表現していると考えられます。
実際に初めの歌詞ではオレンジ色の根のような物が主人公に取り付いているようなシーンがあります。
このシーンと同じ根が悪魔から多数出ています。
嫌な感情に支配されていく主人公を悪魔と少年に分けて表現されていると解釈できます。
現実に向き合う
初めの歌詞ではクローゼットで待っているのを「小さな身体ただ寄せ合って 」と誰か(オモチャ)と一緒にいるように表現されていましたが
歌詞では「一人で待つならこんなもんか」と"現実"をみているような明らかな主人公の変化がわかります。
「変わる」「終わる」の表現からもわかるように主人公は現実(真実)から逃げるのをやめようとしているんじゃないでしょうか。
裏切りと透明
価値を求め続け、時間が経っていく。
価値とは「今までの家族との思い出」を示していて、それは本当だったのか?偽りだったんじゃないか?など疑心暗鬼になっていく少年の姿が描かれていると解釈できます。
「なんで?どうして?」と知ってしまった真実を悔やんでいます。
「霞んだ透明」には2通りの解釈が考えられます。
一つは悲しみの涙。二つ目は「透明のように綺麗だった思い出」。
主人公は親から裏切られたと感じるような事実を知ってしまい、霞んだ目の前、そして思い出を表現していると解釈できます。
悲しい結末
「その日が来ないよう」にあるその日は主人公にとって悪い現実だと考えられます。
考えられるのは「両親との別れ」かも知れません。
嫌なことが来ないようにしたら、誤って両親を傷つけてしまったんじゃないかと推測できます。
YELLOW=危険信号
*一度解釈した歌詞の解釈は割愛します。
そして少年は嫌なことからの恐怖でしてはいけない行為をしてしまいます。
MVでは少年の手に手錠がつけられていることや絶望したような表情から、両親を手にかけてしまったんじゃないかと解釈しました。
最後に
神山羊さんのYELLOWとても胸が苦しくなるような歌詞の内容だと思いました。
足掻いた結果間違えてしまった。悲しくも美しい曲。
最後まで歌詞解釈を読んでいただきありがとうございます。
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