「ぴんく」歌詞やメッセージの意味を徹底的に解釈
MARETUさんの「ぴんく」のボカロ曲にはどんなメッセージや意味が込められているのでしょうか。
・歌詞の意味や内容
・どんな物語が描かれていたのか
「ぴんく」について徹底的に解釈していきます。
目次
「ぴんく」とは
「ぴんく」は2021/07/25に公開されたMARETUさんのボカロ曲。
Youtube本家の再生数は243万回。
最近では超学生さんの歌ってみたが80万再生を突破していました。
歌詞や世界観に強烈なメッセージを込めるMARETUさんですが、
今回巷では明るい?と評判のようです。
しかしMARETU節はしっかりと健在。
どん底まで突き落とされるダークな世界観を解釈していきます!
「ぴんく」曲名の意味
内容を一番表している?
まず、この「ぴんく」は薬の売り手(ぼく)とその被害者(少女)のお話を描いた楽曲です。
歌詞や動画を見渡しても「ぴんく」要素は見当たりません。
一体何を指すのでしょうか?
- 可愛らしいピンク色の錠剤(薬)
- 物騒な内容をあえてひらがなの可愛い名前で呼んでいる
- 破壊されていく脳みその隠語
これらが考えられます!
薬というとなんだか凄そうに思えますが、
実際は普通の見た目のものが多く、ぱっと見ではわからないそうです!
あえて「ぴんく」のタイトルで注目を集める手法そのものが
薬をけしかける売人のやり口のようでゾッとしちゃいますよね!
この曲を表している素敵なタイトルだと思いました!
では実際に内容に入っていきます!
「ぴんく」の歌詞解釈
標的を探す売人
ポケットいっぱいのファナマリジャンキー
冒頭から出てくるファナマリ、つまり薬のことでしょう。
キャンディーやクランチはお菓子であり、薬の隠語としても使われます。
薬をポッケに仕込んだ売人が、売りつける相手を探している様子が描かれています。
坊ちゃん、嬢ちゃんの書き方から、彼らの年齢は若め。
そして売人は彼らよりも年上であることが読み取れます。
最後に出てくる悪辣百般は、MARETUさんの造語です。
悪辣(あくらつ)とは情け容赦がなく、あくどいこと。
百般(ひゃっぱん)とはさまざまなこと、多様なことという意味です。
それが水面下(露になっていない)ということは、薬はもちろん、その溜まり場では非常識・非合法なことがたくさん行われているのでしょう。
屑、滓、下衆、愚かの正体とは?
条理の冗費を今終わらせる
制御は難関で、破綻が簡単なのはまさしく薬そのものでしょう。
一度手を出したら抜け出せないのはあまりにも有名です。
薬になびいてる悪意(若者たち)を探していると、お客さんが見つかりました。
これを売る自分(売人)は屑なのか、滓なのか、下衆なのか、(それとも客が)愚かなのか、知るよしもありません。
条理とは、道理のことです。筋や常識とも言い換えられます。
冗費とは、無駄使いのことです。
常識が無駄に続いていくことを終わらせる。
つまり、常識が終わる=薬に手を出させることを意味しています。
ここで被害者(少女)は薬を手にしてしまったのでしょう。
首を刎ねるに隠された意味とは?
惡い笑顔 ←断ち斬るぼく
躁とは騒ぐことや落ち着きがないことを指します。
この楽曲においては、登場人物を広く表す時に使っていると考えられます。
代名詞に置き換えると、「あなた」が適当でしょう。
狂いかけている目の前のあなた(少女)の首を刎ねる。
脳を破壊する薬です。
首を刎ねるとは物理的な意味ではなく、頭がなくなる=考えられなくなることを意味しているのではないでしょうか。
惡い笑顔をしている=暗い顔をしている少女。
その悩みを(薬を渡すことで)断ち斬ってあげるぼく(商人)。
「こんないいことしてあげる僕って、超心広いよね!」
狂った価値観全開です。まさにアンダーワールド。
あっかんべ=薬?
残念!罰点!あっかんべ!
摂取してしまった少女はみるみる壊れていきます。
残念!は残念でした、と。
罰点!はバッテン、ブブーッ!という不正解を。
あっかんべ!は掌を返す様が描かれています。
つまり、摂取した麻に嘲笑われる描写ではないでしょうか。
その結果、脳や人格は壊れ、すぐ自己嫌悪(呆れた)に陥り、人生や一生が終わってしまった。
売人に騙されて、麻になびいてしまった少女の顛末。
ここまでは売人の目線で描かれていましたが、二番からは少女の視点に切り替わります。
欲に溺れた少女
まるでまったく、滅公奉私パーティー
売人から薬を買った少女は、ゆきずりの男と一夜を共にします。
ねっとりマルバツを証明したのは、この判断についてでしょう。
遅めの昼食(ブランチ)を摂り、嘔吐する。
スラッジとは排水や下水を指す言葉です。
一緒に飲み食いしたお酒や食べたもののことでしょう。
滅公奉私とは、MARETUさんの造語です。
滅私奉公のアナグラムで、意味は周りの迷惑を考えず自分の好き勝手に生きる、といったところでしょうか。
薬で狂った少女の有様を指していると思われます。
ひどい後悔に襲われる少女
知らないが、凶徒の暴挙を今終わらせる
少女は徐々に正気を取り戻していきます。
やってしまったこと、手を出してしまったもの、後悔が押し寄せてきます。
観念=ものの見え方は歪んで、怨念を掻き抱き、それは売人に向けられます。
凶徒とはざっくり凶悪犯を意味します。
その暴挙とは、薬を売りつけることでしょう。
それを終わらせる=犯人を見つけて始末する
と読み取れます。
ここから少女の逆襲が始まります。
売人と再会した少女
したり顔 ←お仕置きだよ
笑いかける躁とは、売人を意味するのでしょう。
SAWとはノコギリを意味します。
チェインソーのソーですね。
それが奮い立つということは、少女の悪意が膨れ上がったのでしょう。
このタイミングで少女は売人を殺めたのだと思われます。
そして最後は「心はひろいんだ」と締めくくられています。
これは一体どういうことでしょう?
- そのまま広いと読む。広いんだぁ、みたいな
- ”は”と区切ってある。狭いものがあった?
- ヒロイン説
本稿では、ヒロイン説を採用しています!
心はヒロイン、つまり少女の心情は悲劇のヒロイン。
自業自得で人生を壊したくせに、どこまでも被害者ぶっている、と読み取れます。
売人と少女の物語を第三者=薬?が見ている、という描き方なのかもしれません。
人生が壊れてしまった少女
壊れてしまったの。
色々終わって疲れてしまった。
操や人格、手が汚れてしまった。
いかれてしまった。何が満タンなのかは考えたくもないですね。
壊れてしまった。人生や人格が壊れてしまった。
薬に手を出すことがいかに愚かなことかを教えてくれる名曲ですね。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回はMARETUさんの「ぴんく」を歌詞解釈させていただきました。
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