こんにちは!
「東京喰種:re」7月でついに結末を迎えちゃいますね...僕は単行本の発売を7/19まで待ちます。
悲しい!!!
ということで、今回は2018年から始まった東京喰種第二弾のアニメ「東京喰種:re」のOP主題歌"asphyxia(アスフィクシィア)"歌詞解釈をしたいと思います。
目次
新曲「asphyxia(アスフィクシィア)」2018/06/06
作詞・作曲・編曲:中村未来
"asphyxia(アスフィクシィア)"は人気急上昇中のロックバンド「Cö shu Nie」の曲です。youtubeでの再生回数は600万回を超え、iTunesのランキングではトップ10入りをしています。
「Cö shu Nie」は女性1人男性2人のグループで、東京喰種:reOPで起用されるまでほぼ無名に近かったそうです。ですが、独特なメロディや歌詞、歌い方がすごく惹きつけられますね。東京喰種re:OPを通してファンもかなり増えるんじゃないかと思います。
ちなみに、東京喰種:reのOP主題歌をオファーしたのは東京喰種を書き下ろした石田スイ先生だそうです。東京喰種とCö shu Nieの世界観が似ていたからでしょうか?
そんなCö shu Nieの「asphyxia(アスフィクシィア)」を歌詞解釈していきたいと思います。
「asphyxia(アスフィクシィア)」歌詞解釈
「asphyxia」の意味は?
「asphyxia」は医学用語で"窒息"を意味します。"息ができなくなる"というような解釈をできると思います。曲名は石田スイ先生がつけたようです。東京喰種:reの残酷で美しい世界観を表すのにこれ以外の言葉は見つからないんじゃないかとも思います。
東京喰種:reの漫画やアニメを見ていれば想像できると思うのですが、東京喰種の主人公の金木研は「東京喰種:re」で記憶を失ってしまい、「佐々木琲世」としていきます。琲世はいきていく中で段々と金木の記憶を取り戻していきます。
その中で「自分は誰?金木研に呑まれて消えてしまうんじゃないか?」と考え悩みます。自分が消えてしまう恐怖を曲で描くのなら「息ができなくなる、消えてしまう」といった解釈ができるんじゃないでしょうか。
東京喰種は本当におすすめの本なので是非まだ読んでいない人は読むべきだと思います!
今回かなり東京喰種の物語と併せて解釈をしていくので、東京喰種を読んでいない・知らない方は読んでいてわからないことが多いかもしれません。
※ネタバレも含みます。
狂ったこの世界でasphyxia
「夜に閉じこめられた子」は主人公の金木研を表すものと考えられます。東京喰種re:では金木研の存在は最初いなくなった者として描かれています。
金木研はある時から心を鬼にして行動していることから"無表情"とも解釈できます。だから、記憶の底で息を潜めているんじゃないかと思います。
金木研は喰種(人喰い)と人の共存を望んで、今の狂った社会を変えようと奔走します。だから、どうしようもないこの狂った世界はどうしようもないけど変えなくちゃいけないから自分が犠牲になる=溺れていくんじゃないかと解釈できます。
変えようとしても、うまくいかないことだらけです。東京喰種:reの物語の中で段々出てくる金木研の人格は東京喰種で出てきたリゼのような役割を果たしていることから、最初人格がおかしくなっているんじゃないかと思います。それを歌詞の中では「沈む影」として金木研を表現しているんじゃないかと思います。
痛みをくれた"貴方"は誰?
佐々木琲世側で解釈します。「あなたがくれた痛み」の"あなた"は有馬貴将のことを示しているんじゃないかと思います。なぜなら、東京喰種の最後の戦いである「梟掃討戦」では金木研と有馬貴将が戦い金木研が負け、コクリア破りでは金木研(佐々木琲世)と有馬貴将が戦います。
双方の人格と対峙し、「痛み」が関わることから有馬貴将だと解釈します。コクリア破りの戦闘中に佐々木琲世が「有馬さん貴方は何も言わないんですね」と考えている描写があります。
ここからも「愛」があったと期待していた有馬貴将にお世話になっていた佐々木琲世の感情を表す歌詞なんじゃないかと解釈できます。
狂っているから美しい世界
「シャーデンフロイデ 」とは、自分が手を下さずに他者が不幸・悲しみ・苦しみ・失敗に見舞われたと見聞きした時に生じる喜び・嬉しさといった快い感情を意味します。日本では「他人の不幸は蜜の味」と表現します。
僕を淘汰する「シャーデンフロイデ 」は金木研の中のリゼを示すんじゃなでしょうか。東京喰種では何度も金木研がリゼと葛藤するシーンが描かれています。だから、リゼを呑み込んだヤモリ戦だったりを示しているんだと解釈できます。
"discord"は不和・確執・葛藤など意味します。東京喰種の狂った美しい世界観が「discordに耽美して」という言葉ですごく表現されていると思います。狂っているからこそ美しいんじゃないでしょうか?
asphyxiaが示す不条理とは?
東京喰種ファンとしては「笑える」の言葉に反応しちゃいますね。「不条理“仕方ない”なんていつまで言える?笑える」のフレーズとか実際にリゼが金木研に如何にも言いそうな言葉です。
ですが、「どれだけ諦めれば気が済むんだろう...笑える」という歌詞は金木研の言葉にも聞こえます。救えないものが多すぎて弱い自分自身を自嘲しているんじゃないでしょうか。
asphyxia(窒息)は終わる
物語の中で何度も何度も金木研は挫折しそうになります。その中でも自分に負けずに逃げないで現実と戦い続けます。
「息を吸う毎に錆びていく体だから剥がれ落ちる僕も認めて戦うだけだ」について、東京喰種:reにおいて人間と喰種半々である金木研は、力の使い過ぎから体がどんどん脆くなっていくことから、"身体の脆さ"として解釈できます。
だから、その"弱さ"を認めて戦います。でも作中でも思うのは、自分の弱さを認めることで他人に頼るのではなく、自分が強くなることを考え、どんどん傷ついていく金木研を見ているととても哀しい気持ちになります。
「elegy」は哀歌・挽歌を意味します。弱さや痛みにも耐えて前に進み始める様が「elegyに少しも表情を変えず夜の中 息をはじめる」で表現されていると解釈できます。
残酷な現実を前にして、止まっていた足が進み始めるんだと思います。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます!
「asphyxia」は残酷で美しい東京喰種の世界観を見事に表現する曲だと歌詞を解釈していてより感じました。
そんな感じで、あくまで僕の解釈で「asphyxia」解釈してみました!
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