2018/12/14にEveさんの最新曲「ラストダンス」がついに公開されました。
歌詞もMVもまたまた意味深な内容が盛りだくさんです。
▼君と僕の本当の意味
▼描かれた葛藤の意味
▼解けていく身体の意味
などなど私自身の解釈に基づいてEveさんの新曲「ラストダンス」の歌詞・MV解釈を進めていきます。
「ラストダンス」2018/12/14
●作詞・作曲:Eve
●アレンジ:Numa
●アニメーション:Mah
=アシスト:Waboku, Eve, Satomi Tena
最新曲の「ラストダンス」は公開からまだ1日立っていませんが再生回数はすでに37万回。Eveさんの人気が衝撃です。
今回何と言っても凄いのがMVへのこだわり
アニメーションを担当したMahさんは「デーモンダンストーキョー」「ドラマツルギー」「ナンセンス文学」「アウトサイダー」などなどEveさんの人気曲を担当している動画師さんで
アシストには「お気に召すまま」「トーキョーゲットー」などの人気曲を担当しているWabokuさんが入っています。
ものすごく豪華なんです。
Eve New Album 「文化」が2017年12月13日に発売されていて「ラストダンス」が発表されたのがちょうど1年後なんです。
1年間の集大成のような何か節目のような物を感じます。
またMVや曲の中には「アウトサイダー」や「ナンセンス文学」を連想されるようなメロディや歌詞や動きが入っていてEveさん好きの私は興奮しちゃいます笑
そんな「ラストダンス」早速歌詞・MV解釈していきたいと思います!
「ラストダンス」歌詞解釈
ラストダンスの舞台
「ラストダンス」の文字の背景には「トーキョータワー」が映っています。
だから曲の舞台は「東京」だと推測できます。
ラストダンス/Evehttps://t.co/5zWbKWmfCi
MV担当しました。
入院だなんだと予定がずれましたが、色んな人をくるくると巻き込みながら作りました。すみませんとあとありがとうございます。
主人公たちが入院患者なのはたまたま偶然です。たぶんね。 pic.twitter.com/CTmrDHnm8w— Mah (@mah_hirano) 2018年12月14日
またMVの製作を担当しているMahさんは、Twitterにて「主人公たちが入院患者なのはたまたま偶然です。たぶんね。」と意味深なツイートをしています。
イントロのMVでは、見たこともない服装の人?や読めない文字、不思議な装飾の机があります。
今風とは違う印象があることから「近未来」を示していると考えられます。
「東京タワー」や「近未来な人や建物」が映るMVから「ラストダンス」が描かれる舞台は、「近未来東京の病院」だと解釈できます。
そしてその舞台で入院患者の主人公たちがどういう風に展開していくのか気になりますね。
トーキョータワーの示す意味
【歌詞言葉の意味】
・蔓延る:よくない物の勢いが盛んになって広まる
・摩天楼:天に届くような高い建物
"摩天楼"はトーキョータワーを意味していて、蔓延るというフレーズがあることからもMVのトーキョータワーは何らかの悪いことの象徴として捕らえられているような印象を持ちます。
「君の確かな芽」は才能や夢を示していて、主人公たちは病院にいることからも主人公の叶えたいもの(=ダンス?)を病気によって奪割れていると解釈できます。
主人公はなんらかの病魔になって、夢を諦めるしかない状況に追い込まれているんじゃないかと想定できます。
また東京は"夢を掴むためにやってくる場所の象徴"とも言えます。主人公はその夢を掴む場所で主人公は病魔に陥っていることから
東京タワーを批判的に見ているんじゃないでしょうか?
そんな現状で主人公はそのやり切れなさに感情が「ねじ曲がって」いきます。
歌詞では「キミ」と「僕」で表現されています。
この解釈については2人の人物が登場しているのか、それとも自分自身の人称を分けて表現しているかの2つの解釈ができます。
私の解釈では「自分自身の人称を分けて表現」していると考えます。
「キミ」と「僕」は自分自身を示していて、病気になってしまった自分の中での葛藤を「キミ」と「僕」で人称を分けて表現しているからです。
やるせない思いと葛藤
【歌詞言葉の意味】
エゴ:認識・意欲・行動などの主体とし、他と区別される自分
前の解釈からもわかるように「嫌いなあいつ」は他の誰かとかではなくて「主人公自分自身(エゴ)」のことを示していると解釈できます。
自分のことを滑稽と笑っているけれど、病魔によって夢を奪われた主人公は、できなくなっても足掻いている様子がMVの「脚の怪我」で表現されています。
自分の中の「ねじ曲がった感情」は、足掻いている自分自身を滑稽と笑っている自分と、どうにかしたくて足掻いている自分の葛藤が描かれているじゃないでしょうか。
MVの中で主人公は足を怪我していて、イントロのMVでも足の怪我が印象的に描かれています。
主人公の足掻く気持ちが「ダンスで足が擦り切れているほどもがいている」場面として描かれていると解釈できます。
「アタナ」と「ワタシ」に込められた意味
あなた(過去の私)は、自分自身も消耗品で「できていたことができなくなってしまうのは当たり前。だから諦めなよ。」と踊れなくなった現状を受け入れた方がいいと言っているけれど
私は、また昔みたいに輝けるように(踊れるように)まだあがきたいと考えています。
そんな風に主人公の中での「諦め」と「諦めない」ことの葛藤を「あなた」と「私」で表現していると解釈できます。
MVでは仮面をつけた女性がくるくると踊っています。このシーンは過去の私を表現していて輝いて踊れていた自分が描かれています。
MVの女性が仮面をつけている理由は、「諦めろ」という"言葉の真意"を隠しているように感じます。
女性が本当に考えていることは「諦めろ」という言葉だけなのでしょうか?
ラストダンスを踊ろう
【歌詞言葉の意味】
・辛気:気が重くなること
・"辛気を纏った"少年少女
・"憂さを晴らした"イエスマン患者
そして、歌詞の中では対照的な人物像が描かれています。
「辛気を纏った少年少女」は、夢を諦められない主人公が(病魔により)うまくいかない現実に気が重くなるような気持ち(辛気)を表しています。
また「イエスマン患者」は、現実を認めて楽になった方が良いんじゃないかと思う主人公を表現していると考えられます。
主人公の中「あなた」と「私」の葛藤がこの二つの歌詞のフレーズで描かれています。
しかし、「誰が誰でもない」つまり「どちらも自分自身の考え」と言っているんじゃないでしょうか。
そして自分の中での「本音」がわかれば済む話だから、病院の中ですることもないからじっくり話そう(考えよう)としているシーンが描かれていると解釈できます。
ナンセンス文学?
自分はできると弱みに目をそらしていたら自分自身の"本音"がわからなくなってしまった。
そんな気持ちが描かれています。
また歌詞の中にある「馬鹿になって 宙を舞って」は「Eve-ナンセンス文学」のサビの歌詞から取られています。
本来のサビでは楽観的になっている状況でしたが、ここでは"自分自身"がわからなくなって壊れてしまったと表現がかなり変更されています。
「馬鹿になって 宙を舞って 今だけは忘れてラッタッタ」
アウトサイダー?
主人公の中での夢を追いかけ続けることが果たしてできるのか、と言う葛藤が描かれていて
「純粋で透明な少年のさ 感情に魔を差してやってんのさ」という悪魔の囁きのようなセリフがあることから何か悪いもの(よくない感情)が主人公に取り付いていることが表現されていると解釈できます。
またここでの音程が「アウトサイダー」の02:10にそっくりなのでぜひ聞いてみてください。
1年の集大成で「ナンセンス文学」や「アウトサイダー」など他の曲の一部分が使われているんですね。
前に進む決意
「あなたが言った 本当の意味」は、歌詞にある「滑稽なんて嗤いあって」と自分を馬鹿にしていた自分は
本当は「辛くなる選択肢」を選ばせないようにしているのかもしれない
そんな嘘を主人公は、実は気づいていて過去の選択肢に迷っていた自分自身とは「さようなら」するんじゃないかと解釈できます。
どちらも自分自身で、前に進む決意をします。
苦難の最終列車
最終列車は、自分の夢が叶う電車だと解釈できます。
ずっと立ち止まっていた主人公だけれど、もがいてもがいて前に進むために最終電車は最後のチャンスで、それをつかもうとします。
そんな、主人公を過去の私(主人公)が遠くからみていて、決断を決めて努力する姿は幸せそうに見えるけど、
相当痛くて辛くて苦しい苦難の道だといっているんじゃないでしょうか。
決意「ラストダンス」
*一度解釈した歌詞の解釈は割愛します。
MVでは踊っていた仮面の女性が髪を短くするシーンがあります。
その時の表情がMVに出てくる男性の主人公に似ています。
だから、仮面の女性はやっぱり男性自身を写していた者だと最後に印象付けられます。
仮面の女性が「諦めろ。」と主人公を嘲笑っているような歌詞・シーンがありましたが、やっぱり自分自身のことを想っての言葉だったんじゃないでしょうか?
逸話になる
そして僕ら逸話になって
〜(省略)〜
過去の自分に「また輝けた自分」の話をするために、主人公は夢を諦めないために険しい道を歩んでいくんだと思います。
ラストダンスは主人公が踊ったのは最後のダンスではなくて、最高のラストダンスを踊るために必死にもがく主人公の物語を示すんじゃないかと解釈します。
最後に
葛藤や決意を描いたとても素敵な歌でした。
「ラストダンス」はもがきながらも頑張っている人に向かって応援する歌に感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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