こんにちは!
今回は僕が大好きなボカロPのバルーン須田景凪さんの神曲「シャルル」の歌詞解釈を書いていきたいと思います!
シャルルは本当に神曲ですよね。何度も聴いちゃました。
あくまで僕の解釈で「シャルル」の解釈を進めていきます。「ここの解釈違うんじゃない?」などのご意見も沢山お待ちしています!
「シャルル」2016/10/17
作詞・作曲:バルーン須田景凪
2016年に公開されて最も有名なんじゃないかという「シャルル」の曲は、VOCALOIDのflowerでの動画で再生回数700万回、バルーン須田景凪によるカバーでは1100万回を突破しています。
圧倒的再生回数ですよね...切なくも力強いメロディや歌詞に惹き込まれます。
「シャルル」はバルーン須田景凪さんの26作品目の楽曲で、自身初のミリオンいりをしています。
天月さんやメガテラゼロさん、luzさん、96猫さんなど多数の有名歌い手さんがカバー動画を上げています。
「シャルル」歌詞
シャルル/flower
「シャルル」歌詞解釈
シャルルとは
「シャルル」は人の名前
シャルルの意味はフランス語圏の男性名。
日本では女性名としても使われているようです。
フランス国王でもシャルルの名をもつ王が多数いたようです。
MVに描かれているクロッカスに込められた意味
またシャルルのMVに描かれている花。
これは「クロッカス」という種類で花言葉は「裏切らないで」です。
すごく切ない意味ですね。
クロッカスの花言葉の由来は、ギリシャ神話です。
少年クロッカスは少女スミラックスに恋をしていました。
しかし、神は2人の結婚を許さず、クロッカスは絶望し自ら命を絶ち、スミラックスも後を追うように命を絶った。
これがクロッカスに関するギリシャ神話の内容です。
曲名に「シャルル」という男性名があることからも、ギリシャ神話に基づいた歌詞の内容が描かれているように推測出来ますね。
愛する者を失う苦しみ
「さよならは貴方から言った」
別れを告げられた主人公が悲しみに涙に暮れている冒頭の描写。
ここは恋愛的な別れを刺しているのではなく、クロッカスの神話にあるような大切な人との死別を意味しているのではないでしょうか?
大切な人が居なくなってしまった今日。
昨日の思い出も、まるでなかったかのように日々が過ぎていきます。
主人公は途方に暮れている。
「花束を抱えて歩いた 意味もなくただ街を見下ろした」という歌詞。
大切な人に送る花束を持って歩いている。
でも大切な人はもう居ない。その現実を受け止めきれずに町を見下ろしています。
主人公の心はもう空っぽで、どこかに置き去ってしまったかのようです。
溺れる
主人公は愛する人の事を思い悲しんでしまうくらいなら「空っぽでいよう」と考えます。
「それでいつか 深い青で満たしたらどうだろう」という歌詞。
この「青」は海を意味しているんじゃないかと解釈できます。
MVからも街の景色が青に染まって泡が浮かんで行く描写が描かれています。
主人公は、自分がが溺れて命を断ったらこんな風に悩む必要はないと考えているんだと思います。
雲の上へ=天国へ
愛を謳って「雲の上」の大切な人に会いにいきたい。
この「雲の上」は愛する人がいる「天国」なんじゃないかと思います。
しかし、空(天国)に向かって謳っているはずなのに「濁りきっては見えない」
この表現からも主人公は彼女の後を追う為に海に飛び込んだのではないでしょうか?。
シャルル=さようなら
語って語って夜の群れ
主人公は、愛する人と語り合った沢山の夜を思い出しています。
「遠く描いていた日々=未来」を語った夜。
「幾度といがみ合った(喧嘩した)夜。
そんな過去の出来事が走馬灯のように主人公の頭の中を巡っているんだと思います。
MV内でも「夜」という文字が沢山描かれていますね。
「笑い合ってさよなら」の意味
回想シーンであることからも「笑い合ってさよなら」は、三つの解釈があると思います。
一つ目は、本当は喧嘩したまま永久にさよならしたくなかった。
"さよなら"をするなら笑顔で"さよなら"をしたかった。そんな意味が歌詞に込められているんだと解釈できます。
二つ目は、彼女の後を追うようなことは辞めて彼女のいない人生を歩む覚悟を決めたという意味での「笑い合ってさよなら」なんじゃないかと思います。
三つ目は、笑い合って"この世"とさよならしているんじゃないかと思います。
MV中ずっと端に咲いている「クロッカス」の花言葉からもそうなんじゃないかと解釈できます。
この後の歌詞に2人だけになるようなシーンがあることからも三つ目の意味なんじゃないかと推測できます。
君のいた証が僕
「朝焼けとあなたの溜息」は彼女がいなくなってしまう直前の様子を意味しているんじゃないかと思います。
そんな彼女の思い出が街の景色を見ると蘇ってくるんじゃないでしょうか。
でも日が経つにつれ街の景色は変わって行く。
そんな2人の思い出も薄れて言っているんだと解釈できます。
黙っていた事
主人公には愛する人に黙っていた秘密がありました。
それは愛する人を守る為の秘密だったのではないでしょうか?
愛する人に苛まれた(とがめられた)としても、別に良い。
そんな憂い(思うようにいかずに辛い事)にも意味があるなら。
そう歌詞では表現されています。
主人公は「愛する人に恨まれても、それが愛する人になるならそれでいい」
そんな風に考えていたと解釈できます。
あの世で出会えた2人
主人公は「静かな方へ 」、つまり彼女のいるあの世にたどり着きます。
隠していた真実「汚れきった言葉」を伝えようとしています。
「譲り合って意味が無い」という歌詞からもあるように、
2人はお互いの事を大切に思うがあまり、お互いに嘘をついていたのではないでしょうか?
本当はちょっとした痛みだって教えて欲しい、もうすれ違った譲り合いなんて要らない。
そんな状況を表しているんだと思います。
天国で再会した2人
MVの2人には距離があることからもわかるように、2人が騙し合ったり迷ったりしてすれ違っていたことを意味しています。
本当はお互いが騙しあって、譲り合って、本音で向き合えていない事が分かっていました。
そして真実を打ち明けるかどうかを迷っていた。
でも「僕等は変われない」→僕らは変われなかったから
「互いのせいで今があるのに」→あの世で再会してしまった
主人公たちの悲劇をここで表現していると解釈できます。
シャルル=クロッカス
2人で愛し合った結果、天国に行ってしまった。
2人が会えなかった期間に降り積もったお互いへ後悔を2人で天国で語りあっています。
でも今更許しあっても命は無くなってしまったから意味ないね。
主人公と2人でそんな風に話しているんじゃないかと思います。
愛し合ってさよなら
「哂い合ってさよなら」
2人はまた出会って語り合うことができましたが、2人とのこの世からはいなくなってしまいました。
シャルルにはクロッカスの哀しくも美しいそんな物語が秘められていたんじゃないかとおもいます。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます!
シャルル凄くいい曲だと思っていましたが、歌詞解釈をして行くと男女の切ない関係がクロッカスの花言葉に沿って語られていました。
あくまで僕の解釈で"シャルル"解釈してみました!
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